注意が必要?!【老犬をトリミング】するときに気をつけるべき4つのこと!

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みなさんのご家庭に高齢の愛犬はいますか?どのような犬も、必ず歳を重ねて老犬になりますよね。

高齢の犬のトリミングは「トリミングサロン」「動物病院」「出張トリミング」など、どの場所に出そうか色々と悩むこともあるのではないでしょうか。今回の記事では、【老犬のトリミング】に焦点をあてお伝えしていきます。

老犬とは?

犬は人間と違い、一年間で多くの歳をとります。小・中・大型犬によって、老犬と呼ばれる時期が違うことをご存知でしょうか?一般的に、小型犬は9~11歳中型犬は8~10歳大型犬は7~8歳頃を老犬と呼びます。

性格や生活環境、食生活や運動量により差がありますが、体や見た目の変化があったら老化のサインです。

受けいれ場所

老犬を受け入れる場所は、大きく分けて3つあります。

  1. 動物病院
  2. トリミングサロン
  3. 出張トリミング

動物病院

動物病院は、基本的に病気の犬や老犬のトリミングを多く受け入れていることがあります。なにか問題が生じた場合でも、獣医師がすぐに対処してくれるので、飼い主さんも安心して預けることができます。

トリミングサロン

動物病院で老犬のトリミングをしたことがあるトリマーが所属している場合は、受け入れ可能としているサロンが多い傾向にあります。トリミングサロンのなかには、老犬をお断りするケースも。人手が足りなかったり、老犬を扱うにはリスクがあるため、躊躇する場合があるのです。

出張トリミング

出張トリミングは、トリミングに出す移動がないため、老犬の体の負担を考えたら一番安全といえます。飼い主さんが近くにいるので、保定をお願いすることもできます。

犬にとっても、慣れた環境でトリミングをするので安心できます。老犬は、急な体調の変化が起こり得るので、不安がある人は、動物看護師の資格を持っているトリマーを指名するといいでしょう。

老犬をトリミングするときに必要なこと

老犬をトリミングするときに必要となることは、安全性と素早さです。人間と同じで、とにかく負担をかけることが一番のリスクとなるため、時短できれいに仕上げなくてはなりません。

皮膚の状態や、視力や聴覚といった機能も衰えているため、常に体調の変化に気をつけながらトリミングをおこないます。老犬は、感覚が鈍っていて五感が衰えていることにより敏感になっています。予測できない行動をとる可能性があるので、常に観察しながらトリミングをしなければなりません。

ひろこ

五感が鈍くなるのは、人間と同じですね。予想できない行動にも、早急に対処できるようにしたいですよね。

トリミングの頻度は?

老犬の場合、体に負担がかかるトリミングは命を脅かす重大な作業となります。寝たきりの犬や、動けない犬は長時間のトリミングが難しいため、こまめにドライシャンプーなどで体を清潔にしなければなりません。

ある程度動ける犬や、トリミング が可能な犬は、3~4週間に一度の頻度でトリミングすることをおススメします。

4つの注意点

では、どのようなことに気をつけながらトリミングをすればいいのでしょうか。4つの注意点があるので、ご紹介します。

  1. 体温調整
  2. 持病
  3. 時短
  4. ストレス

体温調整

老犬にとって暑かったり、寒かったりの温度差は大きなストレスとなり、体にも負担がかかります。シャンプーをする際は、お湯の温度を35~38度に設定し、負担がかからないように注意する必要があります。

持病

持病をもっている犬にも、細心の注意を向けなくてはなりません。例えば、心臓の持病を持っている犬は、熱いお湯や冷たい水を浴びると、心臓に負担がかかります。体調を見ながら、適切な温度で無理なくシャンプーしましょう。

皮膚病や目、耳の持病をもっている犬にも注意が必要です。老犬は、目が乾燥しやすく、目ヤニがでやすいです。こまめにお手入れをしないと、炎症をおこす可能性があります。シャンプー剤が目や耳に残ると、病気が悪化するのでお湯でよくすすぎましょう。

寝たきりの老犬の場合は、床擦れが起きないよう頻繁に寝る向きを変えるなどの工夫をしましょう。皮膚や被毛の汚れも多くなるため、ドライシャンプーなどで拭いてあげるといいです。

時短

老犬のトリミングに時間をかけられないのは、長時間立ったり、座ったりを繰り返すと足腰に大きな負担がかかるからです。五感が鈍くなるため、不安を抱えやすくストレスになります。

シャンプーの回数を減らすことや、汚れやすい箇所だけを洗うなどして、時短を心がけましょう。カットする場合は、寝ながらバリカンをかけたり、部分的にカットするなど、体勢を変えなくてもできる範囲でやりましょう。

ストレス

老犬は、腰や関節の痛みなど体の衰えから、ストレスがかかりやすくなっています。体に大きなストレスがかかると、腎臓病や心臓病、肺炎などの病気が急激に悪化することがあります。ストレスを溜めないためには、以下のことに気をつけてください。

  • 急な気温の変化
  • ライフスタイルの変化
  • 散歩をしない
  • 長時間の留守番

急な気温の変化

先程お伝えした通り、老犬は体温調整が難しく、急な気温の変化は負担になりストレスがかかります。

ライフスタイルの変化

ライフスタイルの変化は、引っ越しや家族構成、生活リズムが乱れるなど生活する上で大きく環境が変わることを指します。慣れない環境下にいるとストレスが溜まりやすいです。

散歩をしない

老犬だからといって、家にばかりいると脳が活性化しなくなります。適度な運動は、運動能力や精神面でも刺激になるのでよいといえます。

長時間の留守番

人とのコミュニケーションがないと、寂しい思いをして精神的に安定しません。不安からストレスになりやすいので、可能な限り愛犬のそばで見守ってあげましょう。

ひろこ

ストレスは大敵です。可愛い愛犬のために、なるべくそばにいて見守ってあげたいですよね。

まとめ

今回は、老犬のトリミングについてお伝えしました。個人的に、「老犬は愛しい存在」だと感じています。大変なこともありますが、余生を考えるとできる限り一緒にいてあげたいと思いますよね。

衛生面でも、トリミングは欠かせない作業になるので、無理をしない程度に綺麗にしてあげましょう。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

トリマー ひろこ

大学卒業後、有名作家のもとでアシンスタントとして勤仕。数年後、昔から夢だったトリマーを目指し専門学校に入学。JKC資格取得。現在はトリミングサロンで働きながら記事を制作。一児のシングルマザー。