トイプードルの短めテディベアカットとは?定番スタイルとの違いを解説

トイプードルの定番カットといえばテディベアカット。ふんわり可愛いスタイルですが、「お手入れが大変」「すぐ伸びる」と悩んでいませんか?そんな飼い主さんにおすすめなのが「短めテディベアカット」です。

可愛らしさはそのままに、お手入れが楽になる短めスタイルの魅力から、オーダー方法、自宅でのケアまで詳しく解説します。忙しい飼い主さん必見ですよ。

短めテディベアカットとは?

テディベアカットの魅力はそのままに、全体的に短くカットしたスタイルです。まずは基本を押さえておきましょう。

1.通常のテディベアカットとの違い

通常のテディベアカットは、顔周りを丸くふんわりカットし、ぬいぐるみのような可愛らしさが特徴です。短めスタイルは、この基本形はキープしつつ、全体の長さを2〜3cm程度に短くします。顔周りも少しすっきりさせることで、より清潔感のある印象になります。

2.どれくらいの長さが「短め」?

一般的に、ボディ部分を2〜3cm、顔周りを3〜4cm程度にカットするのが短めスタイルの目安です。通常のテディベアカットが4〜6cm以上あるのに比べると、かなりすっきりします。でも、丸いシルエットは残すので、可愛らしさは健在です。

3.短めスタイルが向いている犬

活発でよく動き回る子、毛玉ができやすい子、皮膚が弱い子、シニア犬など、短めスタイルが特におすすめです。また、飼い主さんが忙しくてこまめなブラッシングが難しい場合も、短めにすると管理が楽になります。

ひろこ

初めてテディベアカットに挑戦する時は、まず短めから試してみるのがおすすめ!失敗しても伸びてくるし、お手入れしながらどれくらいの長さが愛犬に合うか見極められます。

短めテディベアカットのメリット

短めスタイルには、たくさんの嬉しいメリットがあります。実用性と可愛らしさを両立できます。

1.お手入れが圧倒的に楽

最大のメリットは、やはりお手入れの手軽さです。毎日のブラッシング時間が半分以下に減ります。毛玉もできにくく、絡まりにくいので、ブラッシングが苦手な子でもストレスが少ないです。

2.清潔を保ちやすい

短いと汚れがつきにくく、ついても洗いやすいです。お散歩後の足拭きも簡単ですし、トイレ周りも清潔に保てます。特に雨の日や泥遊びが好きな子には大助かりです。

3.夏場も快適

短めスタイルは通気性が良く、夏の暑さ対策にもなります。トイプードルは暑さに弱い犬種なので、夏場は特に短めがおすすめ。熱中症予防にも。

4.皮膚トラブルを発見しやすい

毛が短いと、皮膚の状態をチェックしやすくなります。湿疹や赤み、できものなどを早期発見できるので、皮膚トラブルの予防や早期治療につながります。

5.カットの頻度が少し減る

長めのカットだと月1回のトリミングが必要ですが、短めなら1.5ヶ月〜2ヶ月に1回でも大丈夫なことが多いです。トリミング代の節約にもなります。

ひろこ

短めにすると冬は寒がる子もいます。季節に合わせて服を着せたり、室温を調整したりして体温管理をしてあげましょう。散歩の時間も寒い時期は日中の暖かい時間帯を選ぶといいですよ

トリマーへのオーダー方法

理想のスタイルに仕上げてもらうには、伝え方が大切です。上手なオーダー方法をマスターしましょう。

1.具体的な長さを伝える

「短めで」だけでは、トリマーさんとのイメージに差が出ることがあります。「ボディは2〜3cm、顔周りは3〜4cm程度でお願いします」と具体的な長さを伝えましょう。

2.写真を見せる

言葉だけでは伝わりにくいので、理想のスタイルの写真を見せるのが一番確実です。スマホに何枚か保存しておいて、「こんな感じで」と見せると良いですよ。

3.部位ごとに希望を伝える

🐶顔周り

「丸く短めに」「マズル(口元)もすっきりめに」「目の上は見えるように」など、細かく伝えましょう。特に目の周りは、長いと目に入って涙やけの原因になるので、短めがおすすめです。

🐶耳

「耳は顔と一体化させて丸く」「少し長めに残して」など、好みを伝えます。耳を短くしすぎると、テディベア感が薄れるので注意です。

🐶ボディ

「全体的に2〜3cmで統一」「お腹周りはさらに短めに」など、具体的に伝えましょう。お腹やお尻周りは汚れやすいので、特に短くすると清潔です。

🐶足

「ブーツカット風に」「細めに」「短めですっきり」など、イメージを伝えます。足先は丸く残すと可愛らしさが出ます。

🐶しっぽ

「ポンポン風に丸く」「短めでナチュラルに」など、好みを伝えましょう。しっぽは個性が出る部分なので、こだわりがあれば詳しく伝えてください。

4.初回は相談しながら

初めてのトリマーの場合は、カット中に様子を見せてもらいながら相談するのもおすすめです。「もう少し短く」「ここはもう少し残して」など、微調整できます。

ひろこ

カット後の写真を撮って保存しておきましょう!次回のオーダー時に「前回と同じで」と見せれば、毎回同じスタイルを再現できます。気に入ったスタイルの記録は大切です。

短めテディベアのお手入れ方法

トリミングの間隔を長く保つには、自宅でのケアが欠かせません。簡単にできるお手入れ方法をご紹介します。

1.日々のブラッシング

短めでも、毎日のブラッシングは基本です。ただし、長めスタイルより短時間でOK。スリッカーブラシで全身を優しくブラッシングして、5〜10分で終わります。

2.部分カットで美しさキープ

🐶目の周りのカット

目に毛が入らないよう、目の周りは自宅でこまめにカットしましょう。ペット用のハサミで、慎重に少しずつカットします。嫌がる子は無理せず、トリマーにお願いしてください。

🐶お尻周りのカット

衛生面で重要なのがお尻周り。排泄物がつきやすい部分は、定期的に短くカットすると清潔です。バリカンを使うと簡単ですが、慣れないうちはハサミで少しずつカットしましょう。

3.シャンプーの頻度

短めスタイルなら、月に1〜2回のシャンプーで十分です。洗いすぎは皮膚の乾燥を招くので注意。シャンプー後はしっかり乾かすことが、毛玉予防にもなります。

4.定期的な全身チェック

ブラッシングの際に、皮膚や毛の状態、目や耳の汚れ、爪の長さなどをチェックする習慣をつけましょう。異常の早期発見につながります。

まとめ

トイプードルの短めテディベアカットは、可愛らしさと実用性を兼ね備えた理想的なスタイルです。お手入れが楽になり、清潔を保ちやすく、夏場も快適。忙しい飼い主さんにぴったりです。

トリマーさんへのオーダーは、具体的な長さと写真を使って伝えることがポイント。「ボディは2〜3cm、顔周りは3〜4cm程度で」と伝えれば、イメージ通りに仕上がります。

自宅でのケアは、毎日の簡単なブラッシングと、目元やお尻周りの部分カットを心がけましょう。季節に合わせて長さを調整すれば、一年中快適に過ごせます。短めテディベアカットで、愛犬との生活がもっと楽しく、もっと楽になるはず。ぜひ一度試してみてくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました☺

この記事を書いた人

トリマー ひろこ

大学卒業後、「走れ!T校バスケット部」作者のもと、アシンスタントとして勤仕。数年後、昔から夢だったトリマーを目指し専門学校に入学。JKCトリマー・ハンドラー資格取得。トリミングサロン、動物病院、個人店経営の経験後、現在は母校の専門学校で運営の手伝いをしながら、記事を制作。18歳の息子をもつシングルマザー。