真っ白でふわふわの被毛が美しいマルチーズですが、冬になるとカットスタイルに悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。寒さ対策のために長めに残すべきか、それとも毛玉や汚れを防ぐために短くするべきか迷いますよね。
今回の記事では、冬におすすめのマルチーズのカットスタイルを中心に、仕上がりを左右するポイントや寒さ対策について詳しくご紹介します。

冬のマルチーズのカットスタイルの選び方
冬のカットスタイルを考える際は、次のポイントを意識すると失敗しにくくなります。
・被毛を短くしすぎず、体温を保てる長さを残す
・毛玉や汚れが溜まりやすい部位は適度にすっきりさせる
・飼い主さんのブラッシング頻度に合ったスタイルを選ぶ
これらのポイントを押さえてカットスタイルを選ぶことで、冬でもマルチーズの可愛らしさを保ちながら、快適に過ごさせてあげることができます。
冬のマルチーズに最適な被毛の長さ
冬のマルチーズは、被毛の長さによって寒さの感じ方や過ごしやすさが大きく変わります。短くしすぎると体が冷えやすくなり、逆に長すぎると毛玉や汚れの原因になることもあります。ここでは、寒さ対策とお手入れのしやすさを両立できる、冬に適した被毛の長さについて解説します。
1.防寒を考えた長めスタイル
マルチーズは下毛がないシングルコートのため、被毛の長さがそのまま防寒性に直結します。冬場は体全体を極端に短くせず、被毛で空気を含ませるような長さを残すのが理想的です。
特に胸元・背中・お腹は冷えやすいため、体のラインに沿って丸く仕上げることで、見た目も柔らかく保温性も高まります。ただし、マルチーズは被毛が細く絡まりやすいため、床につくほどの長さは避け、歩行時に引きずらない程度に整えるのがポイントです。
2.お手入れとのバランスを考える
冬は静電気の影響で毛玉ができやすく、マルチーズの被毛管理が難しくなる季節です。被毛を長めにする場合は、カットラインを揃えすぎず、毛量を調整しながら軽さを出すことで、絡まりにくくなります。忙しい飼い主さんの場合は、体はやや短めに整えつつ、顔や耳でマルチーズらしさを残すスタイルもおすすめです。
冬におすすめのマルチーズカットスタイル
ここでは、冬におすすめのマルチーズカットスタイルをご紹介していきます。
1.テディベアカット(長めバージョン)
テディベアカットは、マルチーズの可愛らしさを引き出しやすく、冬にも人気の高いスタイルです。顔は丸く、マズルはふんわりと厚みを残すことで、寒い季節でも柔らかな印象になります。体は5センチほど残し、首から背中にかけて段差を作らず、なだらかにつなげることで、より自然で温かみのある仕上がりになります。


冬のテディベアカットは「丸さ」を意識すると、マルチーズ特有の被毛の柔らかさがより引き立ちます。
2.パピーカット
パピーカットは、頭と体のメリハリが特徴のスタイルですが、冬は境目をなだらかにつなげることで防寒性がアップします。体の毛量を適度に残しつつ、足先・足裏・お尻周りを短くすることで、汚れにくく実用性の高い冬仕様になります。マルチーズらしいシルエットを残しながら、管理しやすい点が魅力です。

3.フルコートスタイル
フルコートスタイルは、マルチーズ本来の被毛の美しさを最大限に楽しめるスタイルです。冬は特に防寒性が高く、優雅な印象になりますが、毛先のダメージや毛玉防止のため、定期的な毛先カットや毛量調整が欠かせません。ショー用ほど完璧でなくても、家庭向けに毛先を整えた「ライトフルコート」なら挑戦しやすいでしょう。

出典:wikipedia
年齢や体質によって変わる冬のカット選び
同じマルチーズでも、年齢や体質によって適した冬のカットスタイルは異なります。見た目の可愛さだけでなく、愛犬の体調や過ごしやすさに合わせたカットを意識することが大切です。
1.シニア犬
シニア犬の場合は、体温調節機能が低下しやすいため、体を短くしすぎないことがポイントです。特に腹部や胸元は冷えやすいので、被毛をやや長めに残すと安心です。また、長時間立っているのが難しい子には、トリミング時間が短く済むシンプルなカットを選ぶことで、体への負担を軽減できます。
2.寒がりな子や体の小さい子
寒がりな子や体の小さい子は、被毛による保温がとても重要です。全体を揃えすぎず、毛量を活かした丸みのあるシルエットにすると、暖かさとマルチーズらしい可愛らしさを両立できます。
3.皮膚が敏感な子
一方で、皮膚が敏感な子は、静電気や乾燥によるトラブルが起こりやすい傾向があります。被毛を必要以上に伸ばさず、保湿ケアとセットで管理しやすい長さを選ぶことで、皮膚への負担を減らすことができます。
冬のカットを失敗しないためのオーダーの伝え方
「冬仕様でお願いします」とだけ伝えてしまうと、トリマーとのイメージにズレが生じ、仕上がりに差が出てしまうことがあります。具体的な要望を伝えることで、理想に近いカットになりやすくなります。
たとえば、次のような伝え方がおすすめです。
・体は短すぎず、触ったときにふわっと厚みが残るくらい
・お腹と胸元は冷えないよう少し長めに
・足先と足裏は汚れにくく短め
・毛玉ができやすい耳の後ろと脇は軽めに
このように、「防寒したい部分」と「すっきりさせたい部分」を分けて伝えることで、冬でも快適で扱いやすいスタイルに仕上がりやすくなります。
よくある冬カットの失敗例
冬のマルチーズカットでよくある失敗
冬のカットでありがちな失敗例を知っておくことで、トリミング後の後悔を防ぐことができます。
・防寒を意識しすぎて伸ばしっぱなしにし、毛玉だらけになってしまう
・洋服を着せる前提なのに、毛量を減らしすぎて静電気が悪化する
・顔周りを短くしすぎて、寒そうな印象になってしまう
冬は「とにかく伸ばす」よりも、整える意識がとても重要です。被毛の長さだけでなく、毛量調整やカットラインの取り方によって、愛犬の快適さは大きく変わります。
冬のマルチーズのお手入れと寒さ対策
冬のカットスタイルを美しく保つには、日常のお手入れが欠かせません。被毛の乾燥や静電気対策を意識することで、カットの持ちも良くなります。
1.冬場のブラッシングのコツ
🐶静電気対策が重要
マルチーズの細い被毛は、静電気の影響を強く受けます。ブラッシング前に軽く保湿スプレーを使うことで、毛玉防止だけでなく、カットラインをきれいに保つ効果も期待できます。
🐶毛玉チェックは念入りに
耳の後ろや脇の下は、カットスタイルに関係なく毛玉ができやすい部位です。特に長めスタイルの場合は、毎日の確認が欠かせません。

毛玉ができやすい部分は、トリミング時に「少し軽めに」と伝えるだけでも管理が楽になります。
2.散歩とお出かけ時の注意点
🐶洋服を活用する
冬のカットスタイルを長持ちさせるためにも、洋服の活用は効果的です。ただし、サイズが合わない服は被毛を擦りやすいため、体にフィットしたものを選びましょう。
🐶雪や雨の日の対策
足回りの被毛は、冬でも短めに整えておくと、濡れや汚れによるカットの崩れを防げます。

足先だけ短くする「ポイントカット」は、見た目を損なわず実用性を高めるコツです。
3.冬のシャンプーとドライングの注意点
🐶シャンプーの頻度を調整
冬は被毛の乾燥が進みやすいため、保湿重視のシャンプーを選び、洗いすぎないことが大切です。
🐶しっかり乾かすことが重要
ドライング時に毛流れを整えながら乾かすことで、カットスタイルの丸みやラインがきれいに出やすくなります。
まとめ
冬のマルチーズのカットスタイルは、犬の体調・生活環境・お手入れ時間に合わせて調整することが大切です。無理のないスタイルを選び、寒い季節も可愛く快適に過ごせるよう工夫していきましょう。最後までお読みいただきありがとうございました☺





