「マルプーを迎えたけど、思ったより大きくなってきた…」そんな経験はありませんか?マルチーズとトイプードルのミックス犬であるマルプーは、予想以上に大きく成長することがあるんです。
今回の記事では、マルプー成犬の平均的な大きさから、巨大化する理由、大きくなった時の対処法まで詳しく解説します。これからマルプーを迎える方も、すでに飼っている方も必見の情報が満載です。

マルプー成犬の一般的な大きさ
まずは、マルプーの標準的なサイズを知っておきましょう。ミックス犬だからこそ、個体差が大きいのが特徴です。
1.平均的な体重と体高
一般的なマルプーの成犬時の体重は2〜4kg、体高は20〜28cm程度です。小型犬の中でも比較的小さめのサイズですね。ただし、これはあくまで平均値。両親犬の大きさや遺伝によって、かなりバラつきがあります。
2.成長が止まる時期
マルプーは生後8〜12ヶ月頃に成長が止まることが多いです。小型犬は比較的早く成長が終わるので、1歳を過ぎればほぼ成犬サイズと考えて良いでしょう。ただし、骨格の発達が完全に止まるのは1歳半〜2歳頃なので、微妙に体つきが変わることもあります。
3.両親犬によるサイズの違い
マルプーのサイズは、両親のマルチーズとトイプードルの大きさに大きく左右されます。両親が小さければ小さく、大きければ大きくなる傾向があります。特にトイプードル側の遺伝が強く出やすいと言われています。

マルプーを迎える前に、必ず両親犬を見せてもらいましょう。特に母犬のサイズは重要な判断材料になります。ブリーダーさんに「成犬時の予想体重」も聞いておくと安心ですよ。
マルプーが「巨大化」する理由
「こんなに大きくなるはずじゃなかった!」と驚く飼い主さんも少なくありません。巨大化の理由を詳しく見ていきましょう。
1.ミディアムプードルの血統
最も多い原因は、トイプードル側の血統にミディアムプードルが混じっていることです。ミディアムプードルは体重8〜15kg程度の中型犬。この遺伝が強く出ると、マルプーでも5〜7kg、中には10kg近くになることもあります。
2.マルチーズ側の大きめ個体
マルチーズも個体差があり、大きめの子は4〜5kgになることがあります。大きめのマルチーズと大きめのトイプードルの掛け合わせだと、当然マルプーも大きくなります。
3.第一世代(F1)と第二世代(F2)の違い
マルチーズとトイプードルを直接掛け合わせた第一世代(F1)は、サイズが予測しにくいです。一方、マルプー同士を掛け合わせた第二世代(F2)以降は、ある程度サイズが安定する傾向があります。
4.性別による違い
オスの方がメスより一回り大きくなることが多いです。同じ親から生まれても、オスだと500g〜1kg程度重くなることも珍しくありません。
5.過度な栄養摂取
成長期に栄養を与えすぎると、本来の遺伝的な大きさより大きく成長することがあります。また、避妊・去勢手術後は太りやすくなるので、「巨大化した」と感じるケースも。これは骨格が大きくなったのではなく、単純に肥満の可能性もあります。

生後3〜4ヶ月時点の体重を3倍した数字が、成犬時の予想体重の目安になります。例えば4ヶ月で2kgなら、成犬時は約6kgになる可能性大。早めに予測できれば心の準備ができますよ

巨大化を避けるためにできること
これからマルプーを迎える方、まだ子犬の方向けに、予想外の巨大化を避ける方法をご紹介します。
1.信頼できるブリーダーから迎える
しっかりとした血統管理をしているブリーダーから迎えることが最も重要です。両親犬の大きさ、祖父母犬の情報、過去の子犬の成長記録などを開示してくれるブリーダーを選びましょう。
2.両親犬の確認
可能であれば、両親犬の実物を見せてもらってください。体重や体高も確認し、「このくらいのサイズになるんだな」とイメージを持つことが大切です。
3.第二世代以降を選ぶ
サイズを予測しやすい第二世代(F2)以降のマルプーを選ぶのも一つの方法です。ブリーダーに「F1かF2か」を確認してみましょう。
4.適切な食事管理
成長期だからといって、過剰に食べさせる必要はありません。パッケージに記載された適正量を守り、おやつは控えめに。獣医師と相談しながら、健康的な成長をサポートしましょう。
実は「巨大化」じゃなく肥満かも?
「うちの子、巨大化した!」と思っても、実は単純に太っているだけのケースもあります。チェックしてみましょう。
1.適正体重の確認方法
上から見た時、腰にくびれがあるか確認してください。くびれがなく寸胴なら、肥満の可能性大。また、横から見た時、お腹が吊り上がっているか、肋骨を触った時に感じられるかもチェックポイントです。
2.ダイエットが必要なサイン
- 歩くのを嫌がる
- すぐ疲れる
- 呼吸が荒い
- 関節を痛がる
これらの症状がある場合は、体重管理が必要かもしれません。獣医師に相談して、適切なダイエットプランを立てましょう。
まとめ
マルプーの成犬時の大きさは、平均で2〜4kg、20〜28cm程度ですが、個体差が非常に大きいのが特徴です。ミディアムプードルの血統が入っていたり、両親が大きめだったりすると、5〜7kg、中には10kg近くになることもあります。
巨大化を避けるには、信頼できるブリーダーから迎え、両親犬をしっかり確認することが大切。生後3〜4ヶ月時点の体重×3で、成犬時のサイズをある程度予測できますよ。
もし予想以上に大きくなっても、それは愛犬の個性です!大きいことにはメリットもたくさんあります。環境を整え、食事と運動を適切に管理して、健康的な生活をサポートしてあげましょう。最後までお読みいただきありがとうございました☺



