【犬種別】犬も夢を見る?体が動くのは○○のサイン!その不思議と魅力に迫る

愛犬家の皆さん、こんにちは。突然ですが、犬が夢を見ることについて考えたことがありますか?愛犬が寝ている姿を見ていると、時々足をバタバタさせたり、小さな声を出したりすることがありますよね。そんな時、「もしかして夢を見ているのかな?」と思ったことがあるのではないでしょうか。

今回の記事では、犬が夢を見るかどうか、どんな時に夢を見るのか、そしてどんな夢を見ているのかなど、愛犬の夢の世界について詳しく探っていきます。

犬は本当に夢を見るの?

「犬が夢を見る」という疑問に対して、科学的にはまだ完全に証明されているわけではありません。しかし、多くの研究者や獣医師は、犬が夢を見る可能性が高いと考えています。

その根拠となっているのが、犬の睡眠パターンです。犬も人間と同じように、レム睡眠(REM睡眠)とノンレム睡眠(Non-REM睡眠)の2つの睡眠ステージを経験することが分かっています。レム睡眠は、脳の活動が活発になり、夢を見る可能性が高いとされている睡眠段階です。

犬が眠っている間の脳波を測定すると、人間が夢を見ているときと同様のパターンが観察されます。また、レム睡眠中には目の動きが活発になったり、体の一部が動いたりすることがあります。これらの現象は、犬が夢を見ている可能性を強く示唆しています。

ひろこ

愛犬が寝ている様子を観察する際は、急に起こさないように注意しましょう。突然起こされると、犬にとってストレスになる可能性があります。

犬はどんな時に夢を見るの?

犬が夢を見る可能性が高いのは、レム睡眠中です。犬は人間よりも睡眠時間が長く、1日に平均12〜18時間ほど眠ります。その中でも、眠りについてから約20分後に最初のレム睡眠期に入ると言われています。

犬が夢を見やすい条件としては、以下のようなものが考えられます。

  1. 十分な運動をした後の深い睡眠時
  2. リラックスした環境での睡眠時
  3. 新しい経験や刺激的な出来事があった日の夜

特に、いつもより長い散歩をした日や、新しい場所に行った日たくさんの人や犬と触れ合った日などは、夢を見やすい傾向にあるようです。これは、その日の出来事や得た情報を脳内で整理し、記憶として定着させるために夢を見ている可能性があるからです。

犬はどんな夢を見るの?

残念ながら、犬に直接夢の内容を聞くことはできません。しかし、犬の行動や脳の活動から、ある程度夢の内容を推測することは可能です。

研究者たちは、犬が日中の活動や経験に基づいた夢を見ている可能性が高いと考えています。例えば、ボール遊びが大好きな犬なら、夢の中でもボールを追いかけている可能性があります。また、散歩中に見かけた猫を追いかけている夢や、飼い主さんと一緒に遊んでいる夢を見ているかもしれません。

犬の夢の内容は、その犬の性格や日常生活、興味関心によって異なると考えられています。例えば、警察犬や救助犬は、訓練や実際の仕事の場面を夢で再現している可能性があります。

ひろこ

愛犬が楽しい夢を見られるよう、日中に十分な運動と楽しい経験をすることが大切です。これにより、夜にリラックスして眠ることができ、良い夢を見る可能性が高まります。

体が動くのは夢を見ているサイン?

犬が寝ている時に、足をバタバタさせたり小さな声を出したり尾を振ったりする様子を見たことがある方も多いでしょう。これらの動きは、犬が夢を見ているサインだと考えられています。

レム睡眠中は、脳が活発に活動している一方で、体の大部分の筋肉は一時的に麻痺状態になります。これは、夢の内容を実際に体で演じてしまわないようにするための自然な防御機能です。しかし、この麻痺が完全ではないため、時々体の一部が動いてしまうのです。

例えば、犬が夢の中で走っている場合、現実世界でも足をバタバタさせる可能性があります。また、夢の中で吠えている場合は、小さな声や唸り声を出すかもしれません。

これらの動きは、通常は短時間で収まります。もし長時間続いたり、激しい動きが見られたりする場合は、てんかんなどの健康問題の可能性もあるので、獣医師に相談することをおすすめします。

犬の夢にも喜怒哀楽はある?

人間の夢には様々な感情が含まれますが、犬の夢にも同様に喜怒哀楽があると考えられています。犬が夢を見ている時の表情や体の動きから、ある程度感情を推測することができます。

楽しい夢を見ている時は、尾を振ったり口角が上がったりする様子が観察されることがあります。また、興奮している夢を見ている時は、足を激しく動かしたり小さな吠え声を出したりすることがあります。

一方で、怖い夢や不安な夢を見ている可能性もあります。このような場合、犬は身体を硬直させたり小さな悲鳴のような声を出したりすることがあります。

ただし、これらはあくまで推測であり、個々の犬によって表現の仕方は異なります。大切なのは、愛犬の普段の様子をよく観察し、異常がないかどうかを確認することです。

夢を見やすい犬種や性格はある?

全ての犬が夢を見る可能性がありますが、夢を見やすい犬種や性格があるのではないかと考える研究者もいます。一般的に、知能が高く、活発な犬種は夢を見やすい傾向にあると言われています。

例えば、ボーダーコリーやプードル、ジャーマン・シェパードなどは、その高い知能と活発な性格から、夢を見る頻度が高い可能性があります。

また、感受性が強く、環境の変化に敏感な犬も夢を見やすいと考えられています。例えば、シェルティーやビーグルなどは、その繊細な性格から、日中の出来事を夢で再現しやすいかもしれません。

ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、個々の犬の性格や生活環境によって大きく異なります。また、年齢によっても夢を見る頻度は変化する可能性があります。子犬や若い犬は、新しい経験を多く積むため、夢を見る頻度が高いと考えられています。

ひろこ

愛犬の夢の様子を観察することで、その子の性格や感情をより深く理解できる可能性があります。ただし、寝ている犬を無理に起こしたり、夢の最中に触ったりするのは避けましょう。

まとめ

「犬が夢を見る」というテーマについて、様々な角度から探ってきました。科学的にはまだ完全に証明されていませんが、多くの証拠が犬も夢を見る可能性が高いことを示しています。

犬の夢は、その子の日常生活や経験、性格を反映している可能性があります。愛犬が楽しい夢を見られるよう、日中に十分な運動と刺激を与え、安心して眠れる環境を整えることが大切です。

夢を見ている愛犬の姿は、とても愛らしく、飼い主さんにとっても癒しの時間となるでしょう。ただし、急に起こしたり触ったりするのは避け、そっと見守ることをおすすめします。

愛犬との素敵な時間を過ごしながら、時には「今頃どんな夢を見ているのかな?」と想像を膨らませてみるのも楽しいかもしれませんね。最後までお読みいただきありがとうございました☺

この記事を書いた人

トリマー ひろこ

大学卒業後、「走れ!T校バスケット部」作者のもと、アシンスタントとして勤仕。数年後、昔から夢だったトリマーを目指し専門学校に入学。JKCトリマー・ハンドラー資格取得。トリミングサロン、動物病院、個人店経営の経験後、現在は母校の専門学校で運営の手伝いをしながら、記事を制作。18歳の息子をもつシングルマザー。