トイプードルが売れ残り販売される本当の理由!メリットデメリットを解説

トイプードルをお迎えしたいけれど、価格が気になる…そんな方に注目されているのが「売れ残り」として販売されているトイプードルです。でも、売れ残りって何か問題があるの?本当に大丈夫なの?と疑問に思う方もいるかもしれません。

今回の記事では、売れ残りトイプードルの販売について、メリットやデメリット、お迎えする際の注意点まで詳しく解説します。

トイプードルの売れ残りとは?

「売れ残り」という言葉はちょっと気になりますよね。まずは、どういう状態のトイプードルを指すのか知っておきましょう。

1.売れ残りになる理由

売れ残りとは、生後数ヶ月を過ぎてもペットショップやブリーダーのもとに残っている犬のこと。通常、トイプードルは生後2〜3ヶ月頃が最も人気で、この時期を過ぎると「売れ残り」と呼ばれるようになります。でも、決して問題があるわけではありません。

単純にタイミングが合わなかっただけだったり、少し成長して子犬特有の幼さが落ち着いてきただけだったり。むしろ、性格がよりはっきりしてきて、相性を見極めやすいというメリットもあります。

2.生後何ヶ月から売れ残り扱い?

一般的に、生後4〜6ヶ月を過ぎると売れ残りとして価格が下がることが多いです。中には生後8ヶ月以上の子もいます。この時期になると、すでに基本的なしつけが始まっていたり、性格が安定していたりするので、実は初心者さんにも育てやすいのです。

3.価格はどれくらい安くなる?

通常のトイプードルの価格は25万〜50万円程度ですが、売れ残りの場合は10万〜20万円程度に下がることも。生後6ヶ月を過ぎると、さらに価格が下がるケースもあります。ただし、価格だけで判断せず、健康状態や飼育環境をしっかり確認することが大切です。

ひろこ

「安いから」だけで決めないこと。実際に会って、性格や健康状態を確認し、この子と一緒に暮らしたいと心から思えるかが一番大切です。価格は判断材料の一つに過ぎません。

売れ残りトイプードルのメリット

売れ残りとしてお迎えすることには、実はたくさんのメリットがあります。ポジティブな面をしっかり見ていきましょう。

1.価格面でのメリット

最大のメリットは、やはり価格が抑えられること。浮いた費用を、フードやペット用品、医療費などに回せます。トイプードルは生涯で200万円以上かかると言われているので、初期費用を抑えられるのは大きな魅力です。

2.性格が見えやすい

生後4〜6ヶ月になると、性格がよりはっきりしてきます。活発な子、おとなしい子、甘えん坊な子など、個性を見極めやすいんです。自分のライフスタイルに合った性格の子を選べるので、迎えた後のミスマッチが少なくなります。

3.ある程度成長している

成犬時の大きさや毛色がほぼ確定しているのもメリット。トイプードルは成長とともに毛色が変わることがありますが、売れ残りの時期ならほぼ落ち着いています。「思ったより大きくなった」「色が変わった」という心配が少ないです。

4.基本的なトレーニングが済んでいることも

ブリーダーやショップでの滞在期間が長い分、トイレトレーニングや基本的な社会化ができている子も多いです。初めて犬を飼う方にとっては、これは大きな助けになります。

ひろこ

少し成長した子犬は、実は初心者向き。子犬期の一番大変な時期を過ぎているので、落ち着いて接することができます。「売れ残り」ではなく「ちょうど良い時期」と考えてみてくださいね。

注意すべきポイント

メリットがある一方で、注意すべき点もあります。しっかり確認して、後悔のないお迎えをしましょう。

1.健康状態の確認

長期間ショップやブリーダーにいた場合、運動不足や狭いケージでのストレスがある可能性があります。必ず獣医師の健康診断を受けさせてもらい、ワクチン接種歴も確認しましょう。

チェックすべき健康項目

  • 目が輝いているか、目やにはないか
  • 耳の中がきれいか、臭いはないか
  • 皮膚に異常はないか、毛並みは良いか
  • 歩き方に異常はないか
  • 食欲はあるか、便の状態は良いか

2.社会化の程度

長期間限られた環境で過ごしていた場合、社会化が不足している可能性があります。他の犬や人、外の環境に慣れていないと、迎えた後に問題行動が出ることも。実際に触れ合って、人に慣れているか確認しましょう。

3.飼育環境の確認

どんな環境で育てられていたかは重要です。清潔な環境か、十分なスペースがあったか、愛情を持って接してもらっていたかなど、見学時にしっかりチェックしてください。

4.契約内容と保証

  • 生体保証はあるか(期間と内容)
  • ワクチン接種証明書はあるか
  • 血統書は発行されるか
  • 返品・交換条件は明確か
  • アフターフォローはあるか

これらをしっかり確認し、書面で残してもらいましょう。

ひろこ

見学は必ず複数回行きましょう。一度だけでは見えないことも、何度か通うと分かってきます。その子の日常の様子や、スタッフの対応も含めて総合的に判断してくださいね。

売れ残りトイプードルを探す方法

どこで売れ残りのトイプードルを見つけられるか、具体的な方法をご紹介します。

1.ペットショップ

大型ペットショップでは、定期的に値下げセールを行っています。生後4ヶ月を過ぎた子犬が対象になることが多いです。複数店舗を見て回ると、運命の出会いがあるかもしれません。

2.ブリーダー

優良なブリーダーでも、タイミングで売れ残る子がいます。ブリーダーから直接お迎えすると、血統や健康状態がより詳しく分かるメリットがあります。ブリーダーの評判をよく調べてから訪問しましょう。

3.保護犬という選択肢も

トイプードルの保護犬もたくさんいます。譲渡会や保護団体を通じて、新しい家族を探している子たちと出会えます。命を救うという意味でも素晴らしい選択です。

迎えた後の注意点

無事にトイプードルを家族に迎えたら、最初の数週間が肝心です。

1.環境に慣れさせる

新しい環境に慣れるまで、最初の1〜2週間は静かに過ごさせましょう。無理に触りすぎたり、来客を招いたりせず、ゆっくり信頼関係を築いていきます。

2.健康診断を受ける

お迎え後すぐに、かかりつけの動物病院で健康診断を受けましょう。問題がなくても、今後のために健康状態を記録しておくことが大切です。

3.しつけとトレーニング

少し大きくなっていても、トイレトレーニングや基本的なしつけは必要です。焦らず、褒めて伸ばす方法で楽しくトレーニングしましょう。

まとめ

トイプードルの売れ残り販売は、決してネガティブなものではありません。むしろ、性格が見えやすく、初期費用を抑えられるというメリットがたくさんあります。

大切なのは、価格だけでなく、その子との相性や健康状態をしっかり確認すること。実際に会って、触れ合って、「この子と一緒に暮らしたい」と思えるかどうかが何より重要です。

売れ残りという言葉に惑わされず、一頭一頭を大切な命として見てください。そして、迎えると決めたら、たっぷりの愛情を注いであげてくださいね。あなたとトイプードルの素敵な出会いを応援しています。最後までお読みいただきありがとうございました☺

この記事を書いた人

トリマー ひろこ

大学卒業後、「走れ!T校バスケット部」作者のもと、アシンスタントとして勤仕。数年後、昔から夢だったトリマーを目指し専門学校に入学。JKCトリマー・ハンドラー資格取得。トリミングサロン、動物病院、個人店経営の経験後、現在は母校の専門学校で運営の手伝いをしながら、記事を制作。18歳の息子をもつシングルマザー。