愛犬が手術を受けて抜糸が終わると、ほっと一安心ですよね。でも、術後しばらくシャンプーを控えていたため、体の汚れやニオイが気になってきた頃ではないでしょうか。
抜糸後すぐにシャンプーをしても大丈夫なのか、それともまだ待った方がいいのか、多くの飼い主さんが悩むポイントです。今回の記事では、犬の抜糸後にシャンプーができるタイミングと、注意すべきポイントについて詳しく解説します。

抜糸後のシャンプーは基本的に1週間後から
結論から言うと、抜糸後のシャンプーは一般的に1週間から10日ほど待つことが推奨されています。抜糸が終わったということは、表面的な傷は閉じているものの、皮膚の内側ではまだ完全な治癒過程にあります。抜糸直後は糸の穴が残っている状態で、そこから水が入り込んだり、細菌が侵入したりするリスクがあります。
獣医師によっては「抜糸後3日から可能」という場合もあれば、「2週間は待ってほしい」というケースもあります。これは手術の種類や傷の深さ、犬の回復状況によって異なるためです。去勢や避妊手術のような比較的小さな傷であれば早めにシャンプーできることもありますが、大きな手術や複雑な傷の場合は、より慎重な対応が必要になります。
必ず獣医師に確認を
最も大切なのは、抜糸の際に獣医師に直接確認することです。「いつからシャンプーをしても大丈夫ですか」と明確に質問しましょう。愛犬の傷の状態を直接診ている獣医師の判断が、何よりも確実な情報源です。インターネットの情報はあくまで一般論であり、個々の状況には当てはまらない場合もあるのです。

抜糸の際に、傷口の写真を撮らせてもらうのもおすすめです。自宅で傷の様子を観察する際の比較対象になり、異常があった場合にも獣医師に状況を伝えやすくなりますよ。
シャンプー前にチェックすべきポイント
獣医師から許可が出ても、シャンプー前には必ず傷の状態を確認しましょう。傷口が完全に閉じているか、赤みや腫れがないか、浸出液が出ていないかなどをチェックします。少しでも異常を感じたら、シャンプーは延期して獣医師に相談してください。
また、傷口周辺の毛が抜けていたり、皮膚が敏感になっていたりすることもあります。その場合は、いつもより優しく、慎重に扱う必要があります。愛犬が傷を気にして舐めている様子があれば、まだ痛みや違和感が残っている証拠ですので、シャンプーは控えた方が安全です。
傷口を避けた部分洗いから始める方法も
全身シャンプーに不安がある場合は、傷口を避けて部分的に洗う方法から始めるのも一つの手です。顔や足先、お尻周りなど、傷から離れた部分だけを洗うことで、愛犬の清潔を保ちながらリスクを最小限に抑えられます。
温かく絞ったタオルで体を拭くだけでも、ある程度の汚れやニオイは取り除けます。特に術後は体力が完全に回復していないこともあるため、負担の少ない方法を選ぶことも大切です。

シャンプー時の注意点
抜糸後初めてのシャンプーは、いつも以上に慎重に行いましょう。まず、お湯の温度はぬるめに設定します。熱すぎるお湯は皮膚に刺激を与え、治りかけの傷に悪影響を及ぼす可能性があります。人肌程度の36度から38度くらいが理想的です。
シャンプー剤は低刺激性のものを選び、傷口周辺は特に優しく洗います。強くこすったり、シャワーの水圧を直接傷口に当てたりしないよう注意してください。泡をしっかりすすぎ残しのないように洗い流すことも重要です。シャンプー剤が残ると皮膚トラブルの原因になります。
ドライヤーの使い方にも配慮を
シャンプー後のドライヤーも注意が必要です。傷口周辺に温風を直接当てると、痛みを感じたり、治癒を妨げたりする可能性があります。冷風モードを使うか、ドライヤーを遠めに保ちながら乾かすようにしましょう。
完全に乾かすことも大切です。湿ったままだと雑菌が繁殖しやすくなり、せっかく綺麗にした意味がなくなってしまいます。特に傷口周辺はしっかり乾燥させてください。

シャンプー後は傷口の様子をよく観察しましょう。赤みが増したり、腫れてきたり、愛犬が気にして舐め始めたりしたら、すぐに獣医師に連絡してください。早期発見が感染症などのトラブルを防ぐ鍵になりますよ。
術後の皮膚ケアで気をつけたいこと
抜糸後のシャンプー以外にも、日常的な皮膚ケアは大切です。傷が完全に治るまでは、愛犬が傷を舐めすぎないように見守りましょう。過度に舐めると傷の治りが遅くなったり、感染のリスクが高まったりします。必要に応じてエリザベスカラーの使用も検討してください。
散歩の際も、傷口に泥や草がつかないよう注意が必要です。特に地面に近い位置に傷がある場合は、散歩の距離を短めにしたり、汚れにくいルートを選んだりする配慮が求められます。
まとめ
犬の抜糸後のシャンプーは、基本的に1週間から10日後が目安ですが、必ず担当の獣医師に確認することが最も重要です。傷の状態や手術の内容によって適切なタイミングは異なります。少しでも不安がある場合は、無理にシャンプーせず、部分洗いやタオルでの拭き取りで対応しましょう。
愛犬の健康と安全を第一に考え、焦らずゆっくりと日常生活に戻していくことが大切です。清潔さも大事ですが、傷が完全に治ることが何よりも優先されるべきことを忘れないでくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました☺



