トリマーさんの困りごと解消!毛がつかないおしゃれな仕事着とは?

トリマーの皆さん、ペットの毛が作業着についてしまう悩みにさよならしませんか?

機能性とデザインが融合した作業着選びのポイントとは一体何でしょうか。快適性とお手入れのしやすさ、そして衛生面を重視した最適な作業着で、ペットサロンの新しいスタンダードを目指しましょう。

1. 毛がつかない服のメリット

トリマーさんにとって日々の業務中に洋服に毛がつく問題は、意外と無視できない悩みです。毛がつかない服は、これらの問題を大幅に軽減し、トリマーさんの働きやすさを高めます。さらに、日々の業務が快適になることは、職場の雰囲気改善にも寄与し、作業の品質にも直接影響を与えます。

1.1. グルーミング時のストレスを軽減

グルーミングのプロセスで避けられないのが、犬や猫の毛が服についてしまうことです。しかし、毛がつかない特殊な素材を使用した服を着用することで、グルーミング後の掃除の手間が減り、作業に集中できる時間が増えます。

こうした服を着用することによって、グルーミング自体のストレスが減少し、ペットやトリマーさん双方にとって快適な時間となるでしょう。

また、グルーミング後速やかにキレイになる服は、日々の業務の中でトリマーさんのストレスを軽減するだけでなく、業務終了後の余計な負担を減らすことができるでしょう。

1.2. ペットサロンでのプロフェッショナルな印象

毛がつかない服を着用することは、ペットオーナーに対してプロフェッショナルな印象を与える効果があります。サロンでの服の清潔さは、そのままサロンのイメージに直結します。

毛だらけの作業着ではなく、いつも清潔感のある働き着を着用することは、顧客からの信頼性を高め、リピート率の向上にも寄与するでしょう。

さらに、清潔感のある作業着は、職員のモチベーションを高め、品質の高いサービスを提供する基盤を作ります。

1.3. 作業効率向上の意外な効果

毛がつかない服装を選ぶことで、作業時の微細な快適性が向上し、無意識のうちに作業効率が向上します。特に、長時間のグルーミング作業においては、服が毛で覆われることのストレスから解放されるため、心地よい状態で作業に専念できます。

また、作業中の煩わしい毛取り作業がなくなることで、グルーミングのスピードが上がり、一日あたりの対応ペット数の増加にもつながる可能性があります。これは、トリマーさん個人のみならず、ペットサロン全体の効率改善に寄与するでしょう。

トリマーあゆみ

トリミング中は身なりをかまってはいられず、服のみならず顔や髪の毛にも毛がついてしまうのは仕方がありません。しかし、接客時に身なりを整えることは必須です。その時間を短くできるなら、作業効率は当然アップしますよね。

2. 機能性とデザインの両立

トリマーさんにとって、毛がつかない服は作業の効率とクオリティをあげるために欠かせないものです。でも、ただ機能的であるだけではなく、見た目のデザインも大切です。高価格帯のサロンでは、お客様にも高級感ある好印象を与えることができます。

さらに、自分らしいおしゃれをすることで、働く時のやる気もあがり、お店の個性も出すことができます。したがって、機能性とデザインの両立は、トリマーさんの働きどころにとって、とっても重要なのです。

2.1. 快適さを保つ機能性素材の選び方

機能性素材の選び方は、働きやすさや快適さに直接関係しています。素材は吸湿発散性が高く、通気性が良いものを選ぶと、長時間の作業中でも汗による不快感が少なくなります。

また、伸縮性のある素材なら、動きを妨げることなく、トリミングの精度も向上します。さらには、毛や汚れがつきにくい素材や、簡単にきれいになる素材を選ぶことも大事です。こうした点に注意し、季節や作業環境に合わせて適切な素材を選ぶことが重要です。

2.2. 作業着でもおしゃれを楽しむデザインの工夫

作業着といえど、おしゃれを楽しむことは可能です。色や柄で個性を表現し、お店のコンセプトに合わせたデザインを取り入れることで、お客様に与える印象を良くすることができます。

例えば、アースカラーを基調としたナチュラルなデザインや、キュートな動物プリントを取り入れたものなど、幅広いオプションがあります。また、ネームタグやポケットの形といった細かい部分にこだわることで、実用性とデザイン性を兼ね備えた作業着にすることができます。

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ユニフォームが決まっている病院やサロンは、服装で個性は出せませんが人の美容院のように私服での営業をしているトリミングサロンもあります。お店のコンセプトに合った、品と清潔感を感じさせる服装である前提で個性を出せると良いと思います。好きな服を着て働けるのはやはり心地が良いですよね。

3. 作業着に求める快適性

トリマーさんが毎日着用する作業着は、ただでさえ忙しく大変なお仕事を少しでも快適にしてくれる大切なものです。特に毛がつかない機能性はもちろん、快適性も非常に重要です。働き着としての性能を考慮しつつ、長時間着用しても疲れない、そして動きやすさを損なわないデザインが求められるのです。

それには、通気性の良い素材選び、体にフィットしすぎずに動きを妨げないカッティング、更に長時間の作業を考えた快適な着心地を提供する工夫が必要になります。

3.1. 一日中快適な通気性

トリマーの作業着における通気性は、快適で健康的な作業環境を保つうえで非常に重要です。高い通気性を持つ素材は、体温調節を助け、汗を素早く外に逃がすため、肌が蒸れるのを防ぎます。

また、ペットの細かい毛が服に付着するのを軽減する効果も期待できます。これにより、トリマーさんは一日中快適に作業を行うことができるのです。さらには、季節に応じた素材の選定により、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせることも大切なポイントでしょう。

3.2. 動きやすさの重要性

お手入れの際には繊細な作業や素早い動作が求められるトリマーさんにとって、動きやすさは作業着にとって不可欠な要素です。ストレッチ性の高い素材や、動きを妨げないゆとりのあるデザインなどが、長い時間快適な作業を支えます。

3.3. 長時間の作業でも楽な服装の選び方

一日が長いトリマーさんにとって、快適に過ごせる服装選びは、仕事の質を左右するほど重要です。長時間の作業で疲れを感じないためには、肌に優しい素材を選ぶこと、締め付け感が少ない設計を選ぶことがポイントです。

また、動きやすさを保ちつつも、きちんとした印象を与えるデザインは、プロフェッショナルなイメージを醸し出し、飼い主さんからの信頼にもつながります。

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動きやすく、かつ清潔感が保てる服装として私はアイロンがけ不要の、ユニクロのブラウスを着ることが多いです。レーヨン素材の襟付きブラウスなら、毛が簡単に払える上、きちんと感も演出することができます。大型犬のシャンプーを何頭もしなければいけない場合は、動きやすさと通気性重視のTシャツで、接客の時にさっと羽織れるシャツを用意しておくのもおすすめです。

4. お手入れさと機能性の両立

汚れを簡単に落とせて、しかも実用的な機能を備えた働き着が重宝されます。このような作業着を選ぶことによって、快適な作業環境を実現することができます。また、働き着もファッションとしての面を考慮に入れ、毎日の仕事に彩りを加えていくことも大切です。

4.1. 撥水加工でお手入れ時間を削渠

毎日のグルーミング業務はペットの毛が飛ぶため、働き着の手入れに手間がかかります。そこで、撥水加工の服は大きなメリットを提供します。撥水加工された作業着は、毛や水分をはじき易く、毛が絡みつくのを防いでくれます。これにより、日々の洗濯やお手入れがとてもラクになり、時間を大幅に削減することが可能です。作業の合間にサッと拭くだけで清潔感をキープできるので、効率的な作業に繋がります。

4.2. 汚れがつきにくくメンテナンスしやすい素材選び

素材にはさまざまな種類がありますが、特に撥水性や防汚性に優れたものを選べば、日頃のメンテナンスがぐんとラクになります。例えば、ナイロンやポリエステルといった合成繊維は、その特性上汚れがつきにくく、また洗濯してもすぐに乾くのでメンテナンスも簡単です。

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撥水性が優れたナイロンやポリエステル素材は、汚れが付きにくい一方で伸縮性があまりないものが多いので注意が必要です。その場合は、ゆったりしたサイズのものを選ぶか、服は別の素材のもので、ナイロン製のエプロンを使うなどしても良いでしょう。

4.3. 長持ちする作業着のための洗濯ポイント

作業着を長持ちさせるためには、正しい洗濯方法が欠かせません。まず、洗濯機を使用する際は、服を裏返してネットに入れること。これにより生地へのダメージを減らし、形崩れの防止にもなります。

次に、温水での洗濯は避け、汚れを落としやすい中性洗剤を選ぶことが大切です。色落ちを防ぐためには、色物と白物は分けて洗うことも忘れてはいけません。これらのポイントを守って洗濯することで、作業着は長く愛用することができるでしょう。

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トリマーは仕事着に安価なものを購入する場合が多いと思います。すぐに汚れたり、破れたりするからです。ですが、安価だからと言ってあまりに低品質のものだとかえってコスパが悪くなってしまいます。なので、丁寧に洗濯することで少しでも長く着れる工夫をすべきです。

5. すべてのペットサロンに最適な機能

ペットサロンで働くトリマーの皆さんにとって、作業着はただの「着るもの」ではありません。お客様に対するプロとしての姿勢を示す大切なアイテムです。動きやすさや撥水性はもちろん、柔軟性や通気性も求められます。そして、毛が付着しにくい素材もトリマーにとっては必須の機能なのです。長時間着用することを考えて、肌に優しい素材を選びましょう。すべての条件を満たす作業着を選ぶことで、日々の仕事がより快適で効率的なものになります。

5.1. 犬種やサロン環境に合わせた作業着の選び方

トリマーとして働く際、多種多様な犬種と向き合わなければなりません。そのため、犬種に応じた特性を考慮した作業着の選び方が必要です。長毛種を扱う場合は毛がつきにくい素材を、活発な犬を扱う場合は動きやすい設計のものを選ぶなど、サロンでの具体的な作業内容に合わせた選択が大切です。

また、店内の温度管理状況によっては、通気性を優先したり、保温性の高い服を選んだりして、一日を通して快適に作業できる服装を心掛けましょう。

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柴犬やコーギーの毛はチクチクしていて服の繊維に刺さりやすく、なかなか取り去ることができません。また、白い毛のプードルやマルチーズ、ビションフリーゼのトリミングをするときに黒い服を着ていると、後から毛を取り除くのが大変です。その日のスケジュールによって最適な服を選びましょう。

5.2. ペットサロンでの衛生面を支えるウェア

ペットサロンの現場では高い衛生規準が求められます。そのため、トリマーの作業着も衛生面を考慮したウェアが望ましいです。抗菌防臭加工が施されている素材を選ぶことで、長時間にわたる作業中も不快な臭いを防ぎ、清潔感を維持することができます。

また、定期的な清掃がしやすいように汚れが落ちやすい素材を選ぶことや、着脱が簡単なデザインのものを選ぶことで、日々の衛生管理を楽に行うことができます。

5.3. 飼い主さんに好印象を与えるファッション

ペットサロンを訪れる飼い主さんには、第一印象が非常に重要です。プロフェッショナルであると同時に、センスの良い服装は、サロンの信頼を高めるポイントになります。

明るく清潔感のある色使い、洗練されたデザインはもちろん、サロンのコンセプトに合わせたユニフォームを選ぶことで、プラスの評価に繋がるでしょう。着心地の良い作業着であれば、その快適さも表情や動作に表れ、より良いサービス提供へとつながります。

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接客の基本といえば、声色や表情、話し方と言われていますが、服装への配慮も重要なポイントです。客層にもよりますが、年配の顧客が多いサロンに勤めるトリマーさんは、若くてもしっかりしていそうという印象を与えなければなりません。顧客に安心感をもってもらう第一歩として、服装は簡単に印象操作をできるツールだといえます。

この記事を書いた人

トリマーあゆみ

1988年長崎県出身。2011年関西大学政策創造学部卒業。同年に大阪のナンバペット美容学院卒業。トリマー歴15年目。現在は都内サロンとホームトリマーで勤務中。映画好きが高じて、2018年から映画ライターを兼業。ひとシネマ、Cinemarche、osanaiなどで映画のコラムや取材記事執筆中。