マルプーにおすすめのカットスタイルとは?トリミングの重要性も解説!

マルプーは、マルチーズとトイプードルの魅力を兼ね備えたミックス犬です。そのふわふわした柔らかな被毛や人懐っこい性格は多くの飼い主に愛されています。しかし、かわいい見た目と健康な状態を維持するには、定期的なトリミングが欠かせません。ここでは、マルプーの基本的な特徴とトリミングが重要とされる理由について詳しく解説します。

マルプーとは?人気の理由と魅力

マルプーは、マルチーズとトイプードルの両方の長所を持った犬種です。柔らかくぬいぐるみのような被毛や、抜け毛の少なさ、アレルギーが起こりにくい体質。そして穏やかで人によく懐く賢さなどが人気の理由です。日本の住宅環境でも飼いやすいコンパクトな体格や、おおらかな性格も多くの家庭に選ばれているポイントとなっています。

なぜマルプーにはトリミングが必要なのか

マルプーの被毛は、毛が伸びやすく絡まりやすい特徴があります。お手入れを怠ると毛玉ができたり、皮膚が蒸れてしまいトラブルの原因になることも少なくありません。

特に耳の内側や脇の下、足回りは汚れやすく蒸れやすい部分です。清潔に保ち健康的な肌を維持するためにも、定期的なトリミングで毛を整え、余分な被毛をカットすることがとても大切です。

ひろこ

理想的なトリミングのペースは1~2ヵ月に1回程度です。つい間隔が空きがちになってしまいますが、毛玉や皮膚トラブルを防ぐためにも、愛犬の月齢や季節、体調に合わせてタイミングを見直しましょう。

マルプーの被毛の特徴とトリミングの難しさ

一口にマルプーと言っても、毛質や毛量には驚くほど個性があります。ふわふわの巻き毛の子もいれば、すっきりとした直毛に近い子もいるため、それぞれに合ったトリミングや日常のお手入れが必要です。この章では、毛質別のケアポイントや、トリミングの際に注意したいことについて詳しく説明します。

1.被毛タイプごとの違いとお手入れ法

マルプーの被毛は、トイプードルの特徴を色濃く持つ巻き毛タイプや、マルチーズ寄りの直毛タイプ、その中間型など様々です。巻き毛タイプの場合は毛玉やもつれができやすいため、毎日のブラッシングが特に重要になります。直毛に近い子は絡み付きにくいですが、それでも定期的なトリミングやブラッシングで被毛の美しさと清潔さを保つよう心掛けましょう。

2.トリミングの難しさ

同じマルプーでも毛質や毛量によって、適切なカット方法やホームケアの仕方が大きく異なります。また、被毛の状態や皮膚の様子はトリミングのたびに変わるため、無理なカットはせず、その都度トリマーと毛質や毛量、カットの要望をしっかり相談するのが理想的です。初めての方はトリミングサロンでアドバイスを受けることで、正しい自宅ケア方法も知ることができます。

マルプートリミングで気を付けるポイント

マルプーのトリミングを成功させるためには、特性に合わせた下準備と、カットスタイルごとの要点を押さえることが大切です。ここでは季節ごとの注意点や、オーダー時に伝えるべきポイント、安全対策についてまとめます。

1.トリミング前の準備と毛玉予防

トリミングは1~2ヶ月ごとを目安に、直前にはブラッシングで毛玉を取り除くことが重要です。もし強い毛玉や絡まりが見つかった場合は、自己処理をせずプロに相談するのがおすすめです。

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無理に毛玉をほどこうとすると皮膚を痛める危険もあるため、難しい場合は必ずプロにおまかせしてください。

2.顔・目・口まわりのカットポイント

顔の被毛は特に目や口にかかりやすいため、清潔を意識して短めに整えましょう。涙やけやヨダレやけの予防にもつながり、見た目もすっきりします。

3.耳・足裏・肛門周りのメンテナンス

耳は通気性をよくするためにも内側の毛をカットし、足裏や肛門周りは定期的に短くすることで蒸れや汚れを防止します。

4.ボディ全体のカットスタイルと季節変化

毛量や体型に合わせて、特に夏は短め、冬は長めなど季節ごとに長さを調整すると良いでしょう。サマーカットは涼しさを保てますが、短くしすぎると紫外線や冷えのリスクもあるので注意してください。

ひろこ

どんなスタイルにしたいか迷った時は、具体的な写真やイメージを見せて希望を伝えることで、オーダーミスを防げます。

マルプーにおすすめのカットスタイル

マルプーはさまざまなカットスタイルが似合う犬種として、トリミングの楽しみが広がります。ここでは定番のカットから個性的なアレンジまで、愛犬の個性を最大限に活かすスタイルを解説します。

1.テディベアカット

ふわっと丸いフォルムが愛らしいテディベアカットは、マルプーらしさを引き出す定番中の定番です。特に顔周りや頭部に丸みを持たせてカットすることで、ぬいぐるみのような可愛さを演出できます。 初トリミングの子や、迷った時にもおすすめのデザインです。

2.ショートカット

体全体をすっきり短めに仕上げるショートカットも人気です。暑い季節や散歩が多い犬にはおすすめで、お手入れが楽になるうえ皮膚トラブルの予防にもなります。部分的に短めにすることで、お手入れの負担も減らせる実用重視のスタイルです。

3.個性派デザイン

マルプーならではの遊び心を加えたカットも人気です。例えば、きのこカットやツインテール、モヒカンスタイルなど、個性的なアレンジにトライする飼い主も増えています。毛量や伸び方によって対応できるデザインは異なるので、プロのトリマーとしっかり相談しながら仕上げを決めていきましょう。

ひろこ

オーダー時は言葉だけでなく、スマホで好きなスタイルの写真やイメージ画像を見せると、仕上がりのイメージ共有がスムーズです。

サロン利用と自宅ケアのメリット・注意点

トリミングサロンを活用するか、自宅ケア中心にするかは、それぞれの犬や飼い主さんのライフスタイルに合わせて選びたいもの。ここではプロの技術を活かす利点と、家庭でできるお手入れの方法・気を付けるべき点についてご紹介します。

1.サロン利用でプロ仕様に

プロのトリミングサロンでは、犬の毛質や体調、好みに合わせて最適なスタイルを提案してくれます。難しいカットやデザイン性の高いスタイルも安心して任せられますので、初めての方や仕上がり重視派にもおすすめです。定期的に通うことで、被毛や皮膚の健康チェックも兼ねられます。

2.自宅でできる部分ケアのポイント

忙しい時やサロントリミングの合間は、自宅での部分カットやお手入れが役立ちます。足裏の毛をこまめに短くしたり、肛門回りの毛を衛生的に保つことで、愛犬の生活環境もぐんと快適になります。必要な道具はバリカンやスキバサミ、コームなど。やり方が分からない場合や犬が嫌がる時は、無理をせずプロに相談するのが安全です。

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自宅でカットする際は、犬の様子と道具の切れ味・清潔さをよく確認し、無理なく行うことが大切です。不安があれば、途中で中断したり家族に手伝ってもらってください。

トリミング時のコミュニケーションと注意点

トリミングをスムーズに行うには、サロンスタッフやプロトリマー、場合によっては家族との連携も重要になります。毛玉予防やオーダー時の伝え方など、よくある疑問や注意点について解説します。

1.毛玉対策と日常のケア

マルプーは毛玉ができやすいので、日ごろからブラッシングの習慣をつけることが大切です。ブラッシングでほぐせないほどの毛玉がある場合は、自己処理せずトリマーにお願いする方が安全です。トリミング前には全身をよくチェックして、状態を見極めてからカットに入りましょう。

2.伝わるトリミングオーダーのコツ

オーダー時には「こんな雰囲気にしたい」「顔まわりは丸く仕上げてほしい」「目がしっかり見えるように」など、できるだけ具体的な要望を伝えることが大切です。参考になる写真やイメージ画像も積極的に活用しましょう。サロンでは、事前に愛犬の毛質や好みを伝えておくと、理想的な仕上がりに近づきます。

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例えば、「トリミングはどれくらいのペースで行えばいいですか?」という質問には、1~2か月ごとを目安に、その犬の毛質や生活スタイルによって調整すると良いでしょう。費用についてはサロンやカットの内容次第ですが、相場は6,000円から9,000円程度です。また、毎日のブラッシングや耳・肛門の衛生チェックも抜かりなく続けましょう。

まとめ

マルプーのトリミング周期やカット内容は、体調や年齢、生活スタイルに合わせて調整していくことが大切です。日々のブラッシングや耳掃除など家庭で続けられるケアもこまめに行い、サロンとの併用で健康と美しさの両立を目指しましょう。最後までお読みいただきありがとうございました☺

この記事を書いた人

トリマー ひろこ

大学卒業後、「走れ!T校バスケット部」作者のもと、アシンスタントとして勤仕。数年後、昔から夢だったトリマーを目指し専門学校に入学。JKCトリマー・ハンドラー資格取得。トリミングサロン、動物病院、個人店経営の経験後、現在は母校の専門学校で運営の手伝いをしながら、記事を制作。18歳の息子をもつシングルマザー。