「気づいたらトリミングの予約を忘れていて、愛犬の毛がボサボサに…」そんな経験はありませんか。仕事が忙しかったり、予約が取れなかったり、さまざまな理由でトリミングの間隔があきすぎてしまうことは珍しくありません。
でも、毛が伸びきってしまった愛犬を見て、「このままで大丈夫かな」と不安になりますよね。今回の記事では、トリミングの間隔があきすぎたときの影響や、自宅でできる応急処置、サロンでのお手入れ方法について詳しく解説します。

トリミングの間隔があきすぎるとどうなる?
トリミングの適切な間隔は犬種や毛質によって異なりますが、一般的には1〜2ヶ月が目安とされています。この間隔があきすぎると、愛犬にさまざまな問題が生じる可能性があります。具体的にどのような影響があるのか見ていきましょう。
1.毛玉ができて皮膚トラブルの原因に
トリミングの間隔があきすぎると、最も心配なのが毛玉の発生です。特にトイプードルやマルチーズ、シーズーなどの長毛犬種は、毛が絡まりやすく、放置すると全身に毛玉ができてしまいます。
毛玉は見た目の問題だけでなく、皮膚を引っ張って痛みを引き起こしたり、通気性が悪くなって蒸れたりすることで、皮膚炎や湿疹の原因になります。ひどい場合は、毛玉の下で皮膚がただれてしまうこともあるため、注意が必要です。
2.爪が伸びすぎて歩行に支障が出る
トリミングでは毛のカットだけでなく、爪切りも重要なケアの一つです。間隔があきすぎると爪が伸びすぎて、巻き爪になったり、肉球に食い込んだりする危険があります。
爪が長いと正常な歩行ができなくなり、関節や腰に負担がかかって、将来的に足腰の病気につながる可能性もあります。また、伸びた爪が何かに引っかかって折れたり、剥がれたりすると、激しい痛みや出血を伴います。
3.耳や目の周りが不衛生に
耳の中や目の周りの毛が伸びすぎると、衛生面での問題も出てきます。耳の毛が伸びると通気性が悪くなり、外耳炎のリスクが高まります。目の周りの毛が長いと、毛が目に入って涙やけの原因になったり、結膜炎を引き起こしたりすることもあります。特に夏場は細菌が繁殖しやすいため、定期的なお手入れが欠かせません。

トリミングサロンの予約は、前回の施術時に次回分も取っておくのがおすすめです。人気のサロンは1〜2ヶ月先まで予約が埋まることも珍しくありません。スマートフォンのカレンダーアプリにリマインダーを設定しておけば、うっかり忘れることも防げます。
間隔があきすぎたときの応急処置
トリミングの予約までまだ日数がある場合や、すぐにサロンに行けない状況では、自宅でできる応急処置を行いましょう。完璧なトリミングは難しくても、愛犬の快適さを少しでも保つことができます。
1.ブラッシングで毛玉をほぐす
まずは毎日のブラッシングから始めましょう。ただし、すでに毛玉ができている場合は無理にほぐそうとすると皮膚を引っ張って痛がらせてしまいます。スリッカーブラシやコームを使って、毛先から少しずつやさしくほぐしていきます。
どうしてもほぐれない毛玉は無理をせず、トリミングサロンでプロに任せるのが安全です。ブラッシングスプレーを使うと、静電気を防ぎながら毛がほぐれやすくなるので便利です。
2.目や耳周りの毛を慎重にカット
目に入って視界を妨げている毛や、耳の入り口を塞いでいる毛は、安全性を考えて慎重にカットすることもできます。ペット用のハサミ(先が丸いもの)を使い、犬が動かないように誰かに支えてもらいながら、少しずつカットしましょう。
ただし、顔周りは犬が急に動くと危険なので、自信がない場合は無理をせず、サロンでお願いするのが賢明です。
3.足裏の毛を整える
足裏の毛が伸びていると、フローリングで滑りやすくなり転倒の危険があります。肉球からはみ出している毛は、ペット用バリカンや小型のハサミでカットできます。肉球と同じ高さになるように整えるだけでも、滑り止め効果が回復します。バリカンを使う際は、低い音のものを選び、犬を驚かせないように注意しましょう。

サロンでのトリミング時に気をつけること
間隔があきすぎた状態でトリミングサロンに行く場合、いくつか知っておきたいポイントがあります。スムーズなトリミングのためにも、事前に確認しておきましょう。
1.事前に状態を伝える
予約の際や来店時に、「前回から○ヶ月空いてしまった」「毛玉がひどい」といった状態を正直に伝えましょう。トリマーさんは状況を把握した上で、最適なコースや施術方法を提案してくれます。
また、毛玉が多い場合は通常よりも時間がかかったり、追加料金が発生したりすることもあるため、事前に確認しておくと安心です。
2.短めのスタイルを提案されることも
毛玉がひどい場合、無理にほぐすと犬に大きなストレスと痛みを与えてしまいます。そのため、トリマーから「今回は短めにカットしましょう」と提案されることがあります。
これは犬の負担を最小限にするための判断ですので、できるだけ協力しましょう。短くカットすれば、次回からは希望のスタイルに戻していくことができます。
3.皮膚の状態もチェックしてもらう
間隔があきすぎた場合、毛玉の下で皮膚トラブルが起きている可能性があります。トリミング中に赤みやかゆみ、湿疹などが見つかったら、早めに動物病院を受診しましょう。トリマーは毎日たくさんの犬を見ているプロですので、異常があれば教えてくれます。

定期的にトリミングサロンに通うことで、トリマーさんが愛犬の体調変化や皮膚の異常に気づいてくれることがあります。「いつもと違う」というプロの目線は、病気の早期発見につながることもあるのです。信頼できるかかりつけのサロンを見つけておくことは、愛犬の健康管理にも役立ちます。
適切なトリミング間隔を保つコツ
今後、トリミングの間隔があきすぎないようにするためには、工夫が必要です。忙しい毎日の中でも、愛犬のお手入れを習慣化するためのコツをご紹介します。
1.次回予約を必ず取る
トリミングが終わったら、その場で次回の予約を取る習慣をつけましょう。多くのサロンでは、定期的に通っている顧客を優先的に予約枠を確保してくれます。特に年末年始やゴールデンウィークなどの繁忙期は、1〜2ヶ月前から予約が埋まることも珍しくありません。早めの予約が確実です。
2.自宅でのブラッシングを日課に
毎日5分でもブラッシングをする習慣をつけると、毛玉の予防になるだけでなく、皮膚の異常や寄生虫の発見にもつながります。ブラッシングはスキンシップの時間でもあり、愛犬との絆を深める大切なひとときです。テレビを見ながら、リラックスした雰囲気で行うと、犬も喜んでくれます。
3.季節に合わせて間隔を調整
春や秋の換毛期は毛が抜けやすく絡まりやすいため、通常より短い間隔でトリミングするのがおすすめです。逆に冬場は毛を長めに残して寒さ対策をすることもできます。犬種や生活環境に合わせて、トリマーと相談しながら最適な間隔を見つけていきましょう。
まとめ
トリミングの間隔があきすぎてしまうと、毛玉や皮膚トラブル、爪の伸びすぎなど、愛犬にさまざまな悪影響が出る可能性があります。忙しい日常の中でつい後回しにしてしまいがちですが、定期的なトリミングは愛犬の健康と快適さを守るために欠かせないケアです。
もし間隔があきすぎてしまったときは、自宅でのブラッシングや目・耳周りの毛の手入れなど、できる範囲で応急処置を行いましょう。そして、サロンに行く際は状態を正直に伝え、プロのアドバイスに従うことが大切です。
今後は次回予約を必ず取る、毎日のブラッシングを習慣化するなどの工夫で、適切な間隔を保つことができます。愛犬がいつも清潔で快適に過ごせるよう、この記事を参考にしていただければ幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました☺


