愛犬と20年!?【シーズーの寿命】を延ばすために知っておきたい4つのポイント

シーズーは、その愛らしい見た目と穏やかな性格から、多くの家庭で愛されている犬種です。飼い主さんとしては、できるだけ長く一緒に過ごしたいと思うもの。シーズーの寿命や健康を守るために、正しい知識とケアを実践することが大切です。今回の記事では、シーズーの平均寿命や健康を維持するためのポイント、かかりやすい病気とその予防法について詳しく解説します。

シーズーの平均寿命

シーズーの平均寿命は、一般的に13〜16年とされています。小型犬の中でも比較的長寿な犬種で、適切なケアをすれば20年以上生きるケースもあります。実際に、海外では23歳まで生きたシーズーの記録も残っています。長寿のためには、日々の食事や運動、健康管理が鍵となります。

愛犬の年齢を人間に置き換えると、どのくらいになるのか気になる方も多いでしょう。以下の表は、シーズーの年齢を人間の年齢に換算したものです。

年齢とともに必要なケアも変わってくるため、シーズーの成長段階に応じた適切なサポートを心がけましょう。

シーズーの寿命を延ばすためのポイント

シーズーは可愛らしい見た目と穏やかな性格で人気の犬種ですが、健康に長生きしてもらうためには、日々のケアがとても大切です。愛犬が快適に過ごせるよう、以下のポイントを意識しましょう!

1. シーズーに快適な環境を整えよう!

シーズーは寒冷で乾燥した気候に適応した犬種なので、日本の暑くて湿気の多い夏はちょっと苦手。特に熱中症には注意が必要です!

室内飼いが基本:年間を通じて室温は25°C前後、湿度は60%以下に保つのが理想的。
夏場はエアコンを活用:涼しい場所を確保して、熱中症対策を万全に!

2. ふわふわな被毛を清潔にキープ!

シーズーの被毛は「ダブルコート」といって、ふわふわで保温性が高い反面、熱や湿気がこもりやすいのが特徴です。

毎日のブラッシングで毛玉を防ぎ、皮膚の健康を守ろう!
シャンプーは2〜3週間に1回が目安。皮膚に優しいシャンプーを選んでね。
涙やけケアも忘れずに! 目の周りは専用のケア用品でこまめに拭いて清潔に。

3. 適度な運動&体重管理で健康キープ!

シーズーは激しい運動は必要ないけど、適度な運動は健康維持に大切です。

1日20〜30分の散歩を1〜2回が理想。
雨の日は室内でボール遊びや知育玩具を活用!
高いところからのジャンプはNG!背骨に負担がかかるので気をつけよう。
おやつの与えすぎに注意しながら、適切な体重をキープ!

4. 毎日の歯磨きでお口の健康を守ろう!

シーズーは歯周病になりやすい犬種なので、デンタルケアはとても重要!

毎日の歯磨きを習慣にしよう! 専用の歯ブラシ&ペーストを使うのがポイント。
**デンタルガムやおもちゃで「噛む習慣」**をつけるのも効果的。
定期的に動物病院で歯のチェックをしてもらうと安心!

シーズーと長く楽しく暮らすためには、毎日のちょっとしたケアがカギ! 愛犬とたくさんコミュニケーションを取りながら、健康で快適な生活をサポートしてあげましょう♪

ひろこ

シーズーの運動は、暑い時間帯を避け、涼しい朝や夕方に行うようにしましょう。また、散歩の際は舗装された道路の温度にも注意を払い、必要に応じて犬用の靴を使用することも検討してくださいね。

シーズーがかかりやすい病気と予防法

シーズーは比較的健康な犬種ですが、体の特徴や遺伝的要因により、特定の病気にかかりやすい傾向があります。以下の病気のリスクを理解し、適切なケアを行うことで、健康寿命を延ばすことができます。

1. 角膜炎(目の炎症)

シーズーは目が大きく、突出しているため、ホコリや細菌、アレルギーなどの影響を受けやすく、角膜炎になりやすい犬種です。

👀主な症状

  • 涙や目やにが増える
  • 目をこする、しきりに気にする
  • 目が赤くなる、または角膜が白く濁る

💡予防策

  • 目の周りの被毛を定期的にカットし、目に入らないようにする
  • こまめに目の周りを清潔に保つ
  • 目の異常に気づいたら、早めに動物病院を受診する

2. 緑内障

緑内障は眼圧が上昇し、視神経が圧迫されることで視力が低下する病気です。シーズーは遺伝的に緑内障になりやすいとされており、進行すると失明のリスクもあります。

👀主な症状

  • 目が充血する
  • 瞳孔が開いたままになる
  • 物にぶつかりやすくなる
  • まぶたがけいれんする

💡予防策

  • 緑内障の明確な予防法はないが、定期的な目の健康診断を受けることで早期発見が可能
  • 目の異常に気づいたら、できるだけ早く獣医師の診察を受ける

3. マラセチア性皮膚炎

マラセチアは犬の皮膚に常在する真菌ですが、皮脂の分泌が多くなると過剰に増殖し、皮膚炎を引き起こします。シーズーは皮脂の分泌が比較的多いため、この病気にかかりやすい傾向があります。

👀主な症状

  • 皮膚が赤くなる
  • 体から独特の強いにおいがする
  • 皮膚がべたつく、フケが増える
  • かゆみが強く、頻繁に体をかく

💡予防策

  • 夏の暑い時間帯の散歩を避け、皮脂の過剰分泌を抑える
  • こまめにブラッシングを行い、皮膚の通気性を良くする
  • 皮膚に優しいシャンプーを使用し、定期的に洗浄する
ひろこ

シーズーの健康を守るためには、早期発見・早期治療が最も重要です。目や皮膚の異常は進行すると治療が難しくなることがあるため、日々のケアと定期的な健康診断を欠かさず行いましょう。些細な変化に気づいたら、早めに獣医師に相談することで、シーズーの健康寿命を延ばすことができます。

まとめ

シーズーは、適切なケアとたっぷりの愛情があれば、15年以上の長寿を全うすることもできる犬種です。ただし、健康状態や体質には個体差があるため、一緒に過ごす愛犬の性格や特徴をしっかり理解し、その子に合ったケアを心がけることが大切です。

日々の小さな積み重ねが、シーズーの健康と幸せにつながります。愛犬との時間を大切にしながら、楽しくケアを続けていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました☺

この記事を書いた人

トリマー ひろこ

大学卒業後、「走れ!T校バスケット部」作者のもと、アシンスタントとして勤仕。数年後、昔から夢だったトリマーを目指し専門学校に入学。JKCトリマー・ハンドラー資格取得。トリミングサロン、動物病院、個人店経営の経験後、現在は母校の専門学校で運営の手伝いをしながら、記事を制作。18歳の息子をもつシングルマザー。