トリミングが楽な犬種ランキング!初心者でも手入れが簡単な7選

犬を飼う上で欠かせないのが、毎日のブラッシングや定期的なトリミングです。しかし、犬種によって毛質や抜け毛の量、絡まりやすさは大きく異なり、手入れの手間も大きく変わります。特に初めて犬を飼う方や忙しい方は、トリミングが楽で手入れしやすい犬種を選ぶことが、長く快適に犬と暮らすための大切なポイントです。

今回の記事では、トリミングが楽な犬種をランキング形式で紹介するだけでなく、選び方のポイントや自宅でのケア方法も詳しく解説します。この記事を読めば、自分に合った犬種選びがよりスムーズになります。ぜひ最後までお読みください。

トリミングが楽な犬種とは?

「トリミングが楽」と一口に言っても、何を基準に選ぶかで結果は大きく変わります。初心者にとって扱いやすい犬種には、共通して毛質や体型に特徴があります。ここでは、犬種選びの際に押さえておきたいポイントを解説します。

1.低刺激で抜け毛が少ない犬種

抜け毛の少なさは掃除のしやすさだけでなく、家族にアレルギーがある場合でも安心して飼えるメリットがあります。特に短毛種や独特の巻き毛を持つ犬種は、抜け毛が飛び散りにくく、室内の衛生管理も簡単です。また、抜け毛が少ないと衣類や家具への付着も減るため、飼い主の負担を大幅に軽減できます。

2.毛質が絡まりにくい犬種

毛が絡まると、ブラッシングやトリミングの手間が増えます。シングルコートや短毛種は絡まりにくく、定期的なブラッシングだけで毛の健康を保つことが可能です。反対に、長毛や柔らかいダブルコートは絡まりやすく、こまめなブラッシングやプロのトリミングが必要になります。

3.サイズが小型〜中型

小型犬や中型犬はトリミングの際の負担が少なく、自宅でのケアも比較的簡単です。大型犬はブラッシングやシャンプーに時間がかかるため、初心者にはややハードルが高くなります。

ひろこ

犬種を選ぶ際は「トリミングサロンに通う頻度」も確認しましょう。頻繁に通う必要がある犬はコストと時間の負担も大きくなります。

トリミングが楽な犬種ランキングTOP7

ここでは、初心者でも飼いやすく、トリミングが比較的楽な犬種をランキング形式で紹介します。毛質や手入れのしやすさ、性格の特徴も併せて解説します。

1位:フレンチ・ブルドッグ

短毛で抜け毛はあるものの、ブラッシングは週に1〜2回程度で十分。シャンプーも簡単でトリミングはほぼ不要です。頑固な毛質ではありますが、体温管理や皮膚の健康に気をつければ非常に手入れが楽です。

2位:ビーグル

短毛の中型犬で、毛が絡まりにくく、ブラッシングは週1回程度で十分。活発で愛嬌があり、家族との生活にも馴染みやすいです。抜け毛はありますが、こまめに掃除やブラッシングをすれば大きな負担にはなりません。

3位:ミニチュア・シュナウザー

硬めのダブルコートを持ち、毛は絡まりにくいのが特徴。定期的なトリミングは必要ですが、毛質のおかげで手入れは比較的容易です。皮膚の健康維持には、ブラッシングと適切なシャンプーが効果的です。

4位:パグ

短毛で抜け毛はやや多めですが、絡まりにくく、トリミングはほとんど不要。ブラッシング中心のケアで十分です。シワの間の汚れや皮膚トラブルに注意すれば、手入れは楽な犬種と言えます。

5位:ダックスフンド(スムースタイプ)

スムースタイプは短毛種で、トリミングは非常に簡単。ブラッシングやシャンプーを定期的に行えば十分で、毛の絡まりによる手間もほとんどありません。小型犬なので自宅ケアもしやすいです。

6位:ジャック・ラッセル・テリア

短毛で抜け毛はあるものの、絡まりにくく活発な小型犬。性格は元気で好奇心旺盛なので運動量には注意が必要ですが、毛の手入れは簡単で初心者向きです。

7位:チャイニーズ・クレステッド・ドッグ

無毛またはほぼ無毛のタイプがあり、毛の手入れはほぼ不要。皮膚のケアや紫外線対策が重要ですが、ブラッシングやトリミングの手間はほとんどかかりません。非常に楽に飼える犬種です。

トリミングが楽な犬種の特徴を徹底解説

ランキング上位の犬種には、共通した毛質や体質の特徴があります。これらの特徴を理解すると、犬種選びがより明確になります。

1.短毛種が多い

短毛種は日常のブラッシングが簡単で、抜け毛の処理も楽です。皮膚トラブルに注意は必要ですが、概ね手入れは少ない時間で済みます。掃除や衛生管理の面でも初心者におすすめです。

2.ダブルコートでも毛質が絡みにくい

シュナウザーのように、硬めで絡まりにくい毛質を持つ犬種は、定期的なトリミングを行えば手入れの負担が少なく済みます。毛質に応じて、ブラッシングやカットの頻度を調整することがポイントです。

3.無毛やほぼ無毛の犬種も楽

チャイニーズ・クレステッド・ドッグのような無毛種は、毛のケアは不要ですが、皮膚保護や体温管理が重要です。日焼けや乾燥を防ぐスキンケア製品の使用が必要ですが、ブラッシングなどのトリミング作業はほとんど発生しません。

自宅でできるトリミングが楽になるケア方法

日々の簡単なケアを取り入れるだけで、トリミングの負担は大幅に軽減できます。自宅でできる基本的なケア方法を紹介します。

1.こまめなブラッシング

短毛種でも毎日数分のブラッシングを行うことで、抜け毛や絡まりを防止できます。ブラッシングは毛の健康を保つだけでなく、皮膚の血行促進や異常の早期発見にも役立ちます。

2.湿度管理と皮膚ケア

乾燥は皮膚トラブルや毛質の劣化を招きます。保湿効果のあるシャンプーやスプレーを使用し、適切な湿度を保つことで健康的な毛を維持できます。特に冬場やエアコン使用時は注意が必要です。

3.爪切り・耳掃除のセットルーティン化

爪や耳のケアも定期的に行うことで、トリミング回数を増やさずに済みます。ブラッシングとセットで習慣化すると、犬へのストレスも軽減されます。

ひろこ

定期的にトリミングサロンでプロの目でチェックしてもらうことも大切です。自宅ケアでは見逃しやすい皮膚トラブルや被毛の異常を早期発見できます。

トリミングが楽な犬種を選ぶ際の注意点

トリミングの楽さだけで犬種を決めると、生活全体で不便を感じることもあります。選ぶ際の注意点を押さえておきましょう。

1.性格や運動量も考慮する

活発すぎる犬は、毛の手入れ以上に運動管理が必要になる場合があります。性格やエネルギーレベル、生活スタイルとの相性も重要なポイントです。

2.アレルギーや健康面の配慮

抜け毛が少ない犬種でも、皮膚が弱い場合はケアが難しいことがあります。事前に健康情報を確認し、体質に合った犬種を選ぶことが大切です。

3.家族構成や生活環境も考える

子どもがいる家庭やアレルギー持ちの家族がいる場合、生活環境に合った犬種選びが必要です。また、仕事で留守がちの場合も、飼いやすい犬種を選ぶことでストレスなく生活できます。

まとめ

「トリミングが楽な犬種ランキング」を参考にすれば、初心者でも無理なく犬との暮らしを楽しめます。短毛種や毛が絡みにくい犬種、無毛に近い犬種は特に手入れが簡単です。

ただし、トリミングの楽さだけで犬種を決めるのではなく、性格や運動量、生活環境との相性も考慮することが大切です。日々のブラッシングや自宅ケアを組み合わせることで、より健康で快適な犬生活を送ることができます。最後までお読みいただきありがとうございました☺

この記事を書いた人

トリマー ひろこ

大学卒業後、「走れ!T校バスケット部」作者のもと、アシンスタントとして勤仕。数年後、昔から夢だったトリマーを目指し専門学校に入学。JKCトリマー・ハンドラー資格取得。トリミングサロン、動物病院、個人店経営の経験後、現在は母校の専門学校で運営の手伝いをしながら、記事を制作。18歳の息子をもつシングルマザー。