【犬種特集】~ver11.愛犬家注目のフレンチブルドッグ!飼いやすさを完全紹介

フレンチブルドッグと言えば、その愛嬌あふれる表情と、温和で人懐っこい性格で世界中の愛犬家を魅了し続けています。小柄ながらも存在感たっぷりの彼らですが、飼いやすさはどうなのでしょうか?

フレンチブルドッグは愛犬家の間で広く注目されている小型犬種で、その独特な体型と愛らしい表情で多くの人々に親しまれています。今回の記事では、フレンチブルドッグの特徴、性格、適した家庭環境、お手入れ方法、運動量、散歩の際の注意点、そして問題行動を防ぐコツについて詳しく紹介します。

フレンチブルドッグの特徴

フレンチブルドッグは、イングランドで生まれたといわれており、適度な体格と愛嬌ある表情が魅力です。特にその大きな耳は「バットイヤー」と呼ばれ、特徴的な形状をしています。また、毛の色彩にバリエーションがあり、フォーン、ブリンドル、ピエなど様々な色合いのコートを持つ個体が見られます。

体重は一般的に8kgから14kg程度で、成犬になっても比較的小さめな体型を保ちます。このため、フレンチブルドッグは飼育しやすい犬種としても知られています。短鼻で太い首と筋肉質な体が特徴で、しっかりとした骨格が愛嬌をさらに引き立てます。寿命は、10~12歳が平均寿命とされており、あまり長寿犬種ではありません。しかし、環境や育て方、個体差があるためあくまで平均値です。

ペットショップやブリーダーによる平均価格をみると、30~50万円が相場になります。ほかの犬種に比べ少々高額なのは、それだけフレンチブルドッグの人気が高いことを表しています。

関連記事:【犬種特集】~ver1.意外な生態?!世界中で注目の犬種【柴犬】を徹底解説!

性格の魅力

フレンチブルドッグの魅力の一つはその性格にあります。非常に社交的で家族に対して愛情深く、子どもや他のペットとの相性も良いことが特徴です。しかし、時として頑固な一面も見せるため、しつけには根気が必要です。ですが、一度しつけが身につけば、非常に愛嬌のある行動を見せるようになるでしょう。

また、吠えることが少ないため、アパートなどの騒音が気になる環境でも比較的飼いやすいと言えます。フレンチブルドッグを取り巻く家族の笑顔が増えると言われるほど、その愛嬌は人々を惹きつけ、日々の生活を楽しくしてくれます。

関連記事:【犬種特集】~ver2.【ダックスフンド】はトリミング犬種?飼いかたや適切なフードをご紹介! 

フレンチブルドッグに適した家庭環境

フレンチブルドッグにはどのような家庭環境が適しているのでしょうか。運動量が比較的少なめの犬種なので、広い庭がなくても室内で十分に運動ができます。しかし、運動能力の低さから太りやすい傾向にあるため、食事と運動の管理が不可欠です。

また、短頭種特有の呼吸器問題を抱えがちなので、過剰な運動は避けるべきです。フレンチブルドッグは感情豊かで、人間とのコミュニケーションを非常に大事にします。そのため、一人暮らしや仕事で長時間家を空けがちな家庭にはあまり適していません。子どもがいる家庭や、ペットと多くの時間を過ごせる環境であれば、フレンチブルドッグはその性格を十分に発揮し、家族の一員として楽しい時間を提供してくれます。

関連記事:【犬種特集】~ver3.キャバリアが多くの人に愛されるわけ!~

お手入れ方法

フレンチブルドッグの短毛は手入れがしやすいといわれることが多いですが、実際にはしっかりとしたケアが必要です。皮膚疾患を防ぐためにも、定期的なブラッシングは欠かせません。ブラッシングを行うことで死毛を取り除き、皮膚の血流を促進させることができます。

また、季節の変わり目や気温の高い時期には、冷却グッズを使って体温管理を行うことも大切です。シャンプーは皮膚を痛めないように優しい製品を選び、適切な頻度で行いましょう。トリミングサロンでの定期的なトリミングも、艶のある毛並みを保つために役立ちます。

関連記事:【犬種特集】~ver4. ゴールデンレトリバーの魅力と特徴

日常必要な運動量

フレンチブルドッグは活発である一方、短頭種であることから過呼吸を起こしやすい犬種です。そのため、日常的に必要な運動量は控えめで、短時間の散歩や遊びをこまめに行うことが推奨されます。それでいて筋肉質であるため、無運動状態が長く続くと肥満に繋がりやすいです。一般的には、短めの距離をゆっくり散歩することで十分な運動量になります。

関連記事:【犬種特集】~ver5.ミニチュアシュナウザーの特徴と魅力を紹介

散歩の際の注意点

フレンチブルドッグを散歩に連れて行く際は、いくつかの注意点があります。熱にとても弱いため、高温多湿の日には無理をせず、可能であれば涼しい室内での運動を心掛けるべきです。また、激しすぎる運動は避け、散歩は犬が苦しそうでない範囲内で調整してください。

もう一つの重要なポイントは、公共の場所でのマナーを守ることです。糞の始末はもちろん、リードを短く持って他人や他の犬とのトラブルを防ぐことも大切です。フレンチブルドッグは人懐っこい性格が多いですが、個体差がありますので、他の犬や人に対する反応も見ながら無理のない範囲での交流を促進していきましょう。

関連記事:【犬種特集】~ver6.ヨークシャテリアはどんな犬?性格や飼育方法とは?

問題行動を防ぐコツ

フレンチブルドッグが問題行動を示す場合、何らかの原因があることが多いです。ストレスや不安、退屈などが主な原因ですが、これらを理解し、適切に対処することによって問題行動を未然に防げます。

例えば、長時間一人で放置されることによる分離不安を避けるには、飼い主さんの留守中も適切な刺激を与えるおもちゃを用意するなどの工夫が効果的です。同様に、ストレスを感じさせない穏やかで忍耐強い接し方を心掛け、日常的にコミュニケーションを取ることも大切です。

適切な運動はストレスを減少させ、エネルギーの発散を助けますから、散歩や遊びを日課にすることも推奨されます。常に犬の気持ちに寄り添いながら、愛情を持って接することが、問題行動を防ぐ最善のコツでしょう。

関連記事:【犬種特集】~ver7.飼育しやすい?シーズーの特徴と生態を解説

まとめ

フレンチブルドッグと言えば、その独特な体型と大きなバットイヤーが特徴的です。しかし、見た目だけではなく、魅力はその愛情深さにあります。人懐っこく、家族に対して非常に忠誠心が強いです。

フレンチブルドッグの持つ魅力を最大限に引き出し、健康で幸せな生活を送るためには、特性を理解し、適切なケアを行うことが重要です。愛情深く接することで、フレンチブルドッグは家族の一員として、長く幸せな時間を共有できることでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました☺

この記事を書いた人

トリマー ひろこ

大学卒業後、有名作家のもとでアシンスタントとして勤仕。数年後、昔から夢だったトリマーを目指し専門学校に入学。JKCトリマー・ハンドラー資格取得。トリミングサロン、動物病院、個人店経営の経験後、現在は母校の専門学校で運営の手伝いをしながら、記事を制作。18歳の息子をもつシングルマザー。