愛犬にきつく叱ってしまった後、「言いすぎてしまった」「傷つけてしまったかもしれない」と罪悪感で胸がいっぱいになったことはありませんか。特に愛犬が悲しそうな目でこちらを見つめているとき、その罪悪感は耐え難いものになりますよね。
でも大丈夫です。罪悪感を感じているあなたは、愛犬を本当に大切に思っている優しい飼い主さんです。ここでは、叱りすぎた後の罪悪感との向き合い方と、愛犬との信頼関係を取り戻すための具体的な方法をご紹介します。

なぜ感情的に叱ってしまうのか
叱りすぎてしまうのは、愛犬の問題だけでなく、私たち飼い主自身の心身の状態が大きく関係しています。まずは「なぜあのとき強く言ってしまったのか」を冷静に振り返ることが、次につながる第一歩になります。
1.心に余裕がないときは要注意
仕事のストレスや睡眠不足、体調不良などで心に余裕がないとき、私たちは普段よりも感情が不安定になります。ほんの小さなイタズラでも、いつも以上に強く反応してしまうことがあります。
また、「何度言っても覚えてくれない」という焦りや、「他の犬はできているのに」という比較意識も、感情的な叱り方につながります。本来は教える時間であるはずなのに、結果ばかりを求めてしまうことでイライラが募ってしまうのです。

叱ってしまった日は、「今日は自分、疲れていなかったかな?」と振り返ってみましょう。原因を“愛犬だけ”にしない視点を持つことで、次の対応が大きく変わります。
2.ストレスのはけ口になっていないか
家族との喧嘩や職場での嫌な出来事など、人間関係のストレスが無意識のうちに愛犬へ向かってしまうこともあります。言い返さない存在だからこそ、感情がぶつかってしまうのです。
普段なら笑って済ませられることでも、余裕がない日は過剰に反応してしまうもの。まずは「自分の状態」を整えることが、叱りすぎを防ぐ土台になります。
罪悪感が教えてくれること
叱った後に湧き上がる罪悪感は、決してマイナスなものではありません。その感情は、あなたが愛犬との関係を大切にしている証です。ここでは、罪悪感との向き合い方を考えていきましょう。
1.罪悪感は“愛情の裏返し”
罪悪感を感じない人は、自分の行動を振り返ることができません。胸がチクッと痛むのは、「もっと優しくしたかった」という思いがあるからです。
この感情は、「次はどうすればいいか」を教えてくれるサインでもあります。否定するのではなく、前向きなエネルギーに変えていくことが大切です。

叱ってしまった直後は、まず深呼吸を3回。すぐにフォローしようとせず、10分ほど時間を置きましょう。落ち着いてから優しく声をかけることで、犬は安心感を取り戻しやすくなります。
2.愛犬は本当に傷ついているのか
叱られた後の様子を見て、「トラウマになってしまったのでは」と不安になる飼い主さんも多いでしょう。確かに犬は恐怖を記憶しますが、同時に“今この瞬間”を生きる動物でもあります。
一度や二度の強い叱責で、関係が完全に壊れてしまうことはほとんどありません。大切なのは、その後の接し方です。日頃から愛情と安心を積み重ねていれば、犬は「基本的にこの人は優しい」と理解してくれます。
ただし、叱りすぎが習慣化している場合は注意が必要です。このタイミングで叱り方を見直すことが大切です。

信頼関係を取り戻すためにできること
関係を修復するために特別なことをする必要はありません。日常の中で“安心と楽しい記憶”を増やしていくことがベストです。
1.ポジティブな時間を意識的に増やす
🐶優しく撫でる
🐶一緒に遊ぶ
🐶散歩の時間を丁寧に楽しむ
こうした何気ない時間の積み重ねが、信頼を育てます。特に、愛犬が喜ぶことを一緒にする時間は効果的です。お気に入りのおもちゃ、好きな散歩コース、特別なおやつなど、小さな工夫で十分です。
2.愛犬の目線で考えてみる
イタズラや問題行動には必ず理由があります。退屈、運動不足、注目してほしい、不安など、犬なりの事情があるのです。「なぜこの行動をしているのか?」と一度立ち止まって考えることで、叱る以外の解決策が見えてくることもあります。原因がわかれば、対応はぐっと優しくなります。

「今日は何回褒めただろう?」と寝る前に振り返ってみましょう。叱った回数よりも、褒めた回数が多い日を目指すだけで、関係性は自然と変わっていきます。
3.次は叱りすぎないために
罪悪感を繰り返さないためには、自分の感情を整える力が必要です。イライラを感じたら、叱る前に一度深呼吸を。ほんの数秒の間が、感情的な言葉を防ぎます。
また、十分な睡眠、適度な運動、趣味の時間など、自分自身をケアすることも忘れないでください。飼い主の心の余裕は、そのまま愛犬への優しさにつながります。
どうしても感情的になりやすい場合は、ドッグトレーナーや動物行動学の専門家に相談するのも一つの方法です。客観的なアドバイスが、新しい視点を与えてくれます。
まとめ
叱りすぎてしまった後の罪悪感は、あなたが愛犬を大切に思っているからこそ生まれる感情です。その気持ちは決して悪いものではなく、「もっと良い関係を築きたい」という前向きなサインでもあります。
大切なのは、
・自分の心の状態を振り返ること
・叱った後のフォローを丁寧に行うこと
・日常の中で“褒める時間”を増やすこと
完璧な飼い主である必要はありません。失敗を振り返り、次に活かそうとする姿勢こそが、愛犬との信頼関係を深めていきます。今日から少しだけ意識を変えてみましょう。あなたの優しさは、きっと愛犬にしっかり伝わっています。最後までお読みいただきありがとうございました☺


