【初心者向け】それ本当に合ってる?犬の正しい抱っこの仕方を解説!

もし愛犬が抱っこされるのを苦手としている場合、急な外出や抱っこが必要な状況で、急いでいるからといって無理やり抱っこするのは避けるべきです。愛犬とのコミュニケーションを深めるためには、正しい抱っこの方法を理解することが重要です。特に初心者にとって、犬を安全に抱っこすることは、愛犬の健康や安心感を守るための基本です。

今回の記事では、初心者向けに「犬の正しい抱っこの仕方」を詳しく解説します。基本の手順から注意点、犬種ごとの抱っこ法や抱っこに慣れさせるためのコツまで、安心して実践できるようにポイントを押さえてお伝えします。

犬を正しく抱っこする基本の手順

犬を正しく抱っこするためには、基本的な手順を理解しておくことが大切です。まず、犬の安全を確保するための準備を行いましょう。その後、犬がリラックスした状態で抱っこされるように、優しく支えてあげることが必要です。最終的に、犬の体に負担をかけることなく自然に抱っこする方法を身につけましょう。

1. 抱っこ前に確認すべきポイント

まず、抱っこする前に犬の状態を確認することが大切です。ストレスを感じていないか、健康状態に問題がないかをチェックしましょう。リラックスしているときに抱っこするのが理想です。特に新しい場所や環境では、犬がその環境に慣れているかも確認してください。

次に、手を優しく差し出して犬の反応を見ます。もし嫌がる様子があれば、無理に抱き上げないようにしましょう。また、爪切りやブラッシングに慣れている場合、それらを先に行うこともおすすめです。

最後に、リードや首輪がしっかり装着されているか確認します。抱っこ中に犬が突然暴れるのを防ぐため、これらの準備は欠かせません。準備が整ったら、基本の抱っこ姿勢を学びましょう。

2. 抱っこの基本姿勢

正しい抱っこの姿勢は、犬の体に負担をかけないためにも重要です。まず、腰を曲げて膝を使い、自分の重心を低く保ちます。この姿勢は、犬を持ち上げる際に腰への負担を減らすために重要です。

犬を抱き上げる際には、片手で胸を支えるようにし、もう片方の手でお尻をしっかりと支えることが基本です。この方法で、犬の体が安定し、犬も安心して抱かれます。特に小型犬の場合は、軽く体を引き寄せて、自分の体に密着させましょう。

また、抱っこ中は犬の顔が自分の顔に近づかないよう注意します。これにより、犬が突然に顔を舐めたり、顔に噛みついたりするリスクを減らすことができます。正しい姿勢を保ちつつ、犬を抱っこする場面では常に注意を払うことが必要です。

3. 犬の体を自然に支える方法

犬の体を自然に支えるには、いくつかのポイントがあります。まず、犬の体重を均等に分散させるために、両手を使ってしっかりと支えます。特に、小型犬や老犬は自分で体を支えにくいので注意が必要です。

次に、片手で犬の胸を支え、もう片方の手でお尻を支えることで、バランスを取りやすくなります。こうすることで、犬もリラックスしやすく、安心感を持つことができます。また、犬を抱っこする際には、体をまっすぐに保つことを心がけてください。

最後に、長時間抱っこすることは避け、必要に応じて休憩を取りましょう。犬にも負荷がかかるため、適度に降ろしてあげることが大切です。犬の体を自然に支えることで、より快適な抱っこをできるようになります。

ひろこ

これらの基本手順を守ることで、愛犬との抱っこがより安全で快適になります。正しい方法を実践し、愛犬と安心して過ごしましょう。

抱っこする際の注意点と気を付けるべき点

抱っこする際には、犬の体に負担がかからないよう注意することが大切です。特に小型犬や老犬は、骨が弱く負担に耐えられないことがあるため、慎重に扱う必要があります。また、無理な姿勢をさせないようにし、リラックスできる状態を保つことも忘れずに行いましょう。

1. 犬の負担を減らすためのコツ

犬を抱っこするときは、まず安全な姿勢を保つことが重要です。犬の胸とお腹を支えながら、胴体全体をしっかりと包むように抱きかかえると良いです。この方法は、犬の体にかかる負担を分散させ、無理なく抱っこできるからです。

お出かけや旅行の際には、車や公共交通機関の利用も多くなります。この場合、犬用のキャリーバッグやカートを利用すると、犬にとっても安心ですし、飼い主さんも負担が軽減されます。

2. 家の中での注意点

家の中で犬を抱っこする際も、注意が必要です。特に、滑りやすい床や障害物がある場所では、バランスを失いやすくなります。抱っこする前に周囲を確認し、安全な場所で抱っこすることを心掛けましょう。また、子供がいる家庭では、犬を急に抱っこしないように教えることも大切です。

抱っこするタイミングも気にするべきです。食事中やトイレの直後など、犬が興奮している場合は避けたほうが良いです。リラックスしている時を見計らって抱っこすることをおすすめします。

3. 外出時の注意点

外出時に犬を抱っこする際は、特に注意が必要です。まず、リードを持ちながら抱っこすることは避けましょう。リードが絡まったり、犬が突然飛び降りたりする危険があるためです。そのため、外出前にリードを外すか、キャリーバッグを使用することを推奨します。

さらに、人混みや交通量の多い場所では、犬が驚きやすいことを考慮します。そのため、周囲の環境を確認しながら、安全な場所で抱っこすることが大事です。また、外出先で長時間抱っこしていると、犬も疲れてしまいます。適度に休憩を取り入れ、水分補給も忘れずに行ってください 。

犬種ごとの抱っこの違い

犬種によって抱っこの方法が異なる場合があります。特に小型犬や大型犬、老犬など、それぞれの犬種に応じた抱っこを理解することが大切です。各犬種ごとの特徴を把握し、最適な方法で抱っこしましょう。

1. 小型犬の抱っこ方法

小型犬は軽量であるため、片手で抱っこしやすいのが特徴です。しかし、軽さゆえに片手だけで持つとバランスを崩しやすく、犬も不安を感じることがあります。片手で胸を支えながら、もう片方の手でお尻を支えるようにして、しっかりと安定させましょう。

また、小型犬は骨が細く、抱っこ中に不意に動かれると怪我をするリスクがあります。そのため、しっかりと支えつつ、犬がリラックスできるように注意を払いましょう。

2. 大型犬の抱っこ方法

大型犬を抱っこするのは、筋力とコツが必要です。まず、腰を曲げずに膝を使って持ち上げるようにしましょう。これは腰への負担を軽減し、犬の体重を効果的に支えるために重要です。さらに、犬の体全体を支えるために、両手でしっかりと抱きかかえます。

特に大型犬の場合、抱っこする際には、犬の体がリラックスできる姿勢を保つことが大切です。また、無理に抱き上げるのではなく、犬自身が少し自分の体重を支えるように工夫することも一つの方法です。大型犬の場合は、短時間で抱っこを終了し、すぐに床に降ろすことをおすすめします。

3. 老犬や体調が優れない犬の抱っこ

老犬や体調が優れない犬を抱っこする際には、特別な配慮が必要です。まず、犬の状態をよく観察し、痛みや不快感を与えないように気を付けます。可能であれば、支える際にクッションやタオルを使用し、犬の体にかかる負担を減らすと良いでしょう。

老犬や体調が優れない犬は、骨が脆くなっている場合があります。そのため、抱っこする際には慎重に扱い、できるだけ短時間で終了させることが大切です。また、降ろす際も急に下ろさず、ゆっくりと床に戻してあげることが望ましいです。

ひろこ

犬種や年齢に応じた適切な抱っこを心がけることで、愛犬がより安心し、健康を守ることができます。ぜひ、犬に合わせた方法で抱っこを実践してみてください。

抱っこに慣れさせるためのコツ

犬が抱っこに慣れるためには、少しずつ時間をかけて慣らしていくことが大切です。最初は短時間から始め、徐々に時間を延ばしていくと良いでしょう。また、抱っこする際には、犬がリラックスできるように優しく話しかけたり、撫でたりすることも効果的です。

1. ステップバイステップで慣れさせる方法

まずは、犬がリラックスしているときに短時間の抱っこを試みます。このとき、無理に抱き上げるのではなく、犬自身が安心できるように優しく抱っこすることがポイントです。最初のうちは数秒から始め、徐々に時間を延ばしていきます。

次に、抱っこに慣れてきたら、少しずつ移動させてみると良いでしょう。例えば、部屋の中を少し歩いたり、外に出て短い距離を移動することで、犬も抱っこに慣れやすくなります。移動中は、犬が安心できるように話しかけたり、撫でたりしてリラックスさせましょう。

最後に、抱っこに成功したら、必ず褒めてあげることを忘れずに行いましょう。褒めることで、犬は抱っこが良い経験であると学び、より慣れやすくなります。抱っこに慣れることで、外出や病院への通院など、様々なシーンで役立つようになります。

2. 抱っこが苦手な犬への対処法

抱っこが苦手な犬には、無理に抱っこするのではなく、まずは少しずつ慣らすことが大切です。例えば、犬がリラックスしているときにそばに寄り添い、少しずつ抱っこの動作を繰り返すことで、徐々に慣れさせます。

さらに、抱っこに対する嫌な経験を減らすために、抱っこの後にはおやつをあげたり、褒めたりしてポジティブな体験に結びつけると良いでしょう。また、抱っこがどうしても苦手な犬の場合は、無理に抱っこせずにキャリーバッグやカートの使用を検討することも一つの方法です。

まとめ

犬を正しく抱っこすることは、愛犬の健康や安全を守るためにとても大切です。今回の記事では、初心者向けに抱っこの基本手順や注意点、犬種ごとの違い、そして抱っこに慣れさせるコツなどをわかりやすく解説しました。正しい抱っこを覚えることで、飼い主さんと犬の信頼関係がより深まり、犬の健康管理にも役立ちます。これを機に、愛犬が安心できる抱っこをマスターして、より楽しい時間を一緒に過ごしましょう。最後までお読みいただきありがとうございました☺

この記事を書いた人

トリマー ひろこ

大学卒業後、「走れ!T校バスケット部」作者のもと、アシンスタントとして勤仕。数年後、昔から夢だったトリマーを目指し専門学校に入学。JKCトリマー・ハンドラー資格取得。トリミングサロン、動物病院、個人店経営の経験後、現在は母校の専門学校で運営の手伝いをしながら、記事を制作。18歳の息子をもつシングルマザー。