【育犬ノイローゼ体験談】生後二カ月の子犬を迎え入れる準備・育て方についてご紹介!

みなさんは、子犬を育てた経験はありますか?子犬はとてもかわいいですが、性格形成される大切な時期でもあります。今回の記事のテーマでもある「育犬ノイローゼ」ですが、少し前まで私がこの症状に悩んでいたことから、同じ悩みを持つ飼い主さんがいるかもしれないと思い書くことにしました。 

今回の記事では、子犬の迎え入れ準備や育て方についてと、育犬ノイローゼ】について実体験をもとにお伝えしていきます。

子犬を迎える準備

パピーを迎え入れるのは小学生以来で、当時自分も子供だったことから主に両親がお世話をしていました。一人で迎え入れるのは初めてで、何から揃えればいいのか分からず、人に聞いたりネットで検索したり試行錯誤をしながら必要なものをそろえていきました。

準備したのは、以下のものになります。

  • サークル・ケージ
  • おもちゃ
  • フード
  • トイレトレー
  • トイレシート
  • ぬれシート
  • リード
  • 洋服
  • 移動用バッグ
  • エサ容器
  • 犬用クッション
  • 犬用のお留守番カメラ

以上の物は用意しましたが、必要なら足していきます。飼い始めて2週間たちますが、いまのところ不足はないです。必要なもの以外にも、サークルを置く場所や、フローリングからカーペットに変えたりと環境作りに労力を使いました。ワンコが過ごしやすい環境を考えての対策です。

何が必要なのかは、犬の月年齢や個体差があるので一概にいえませんが、子犬の場合は「サークル」や「ケージ」は必須になります。

子犬は母親や兄弟から引き離されて、ある日突然知らない場所にきます。自分が犬の立場だったら、どんなに心細いかを考えると、自分のおうちとなる「サークル」は安心できる場所として必要不可欠です。

意外にも重宝したのは、犬用のお留守番カメラです。どうしても留守にしなければならないときはありますよね。買い物や仕事など、日々の暮らしの中でワンコに我慢してもらう場面が出てきます。そんなときカメラは、飼い主さんの安心材料になります。

私が購入したのは、こちらの声とワンコの声が聞こえる商品です。お互いの声を聞くだけでも安心するので、少し落ち着いた様子でした。エサを飛ばせるカメラもあるので、これからカメラの購入を考えている方は参考にしてみてくださいね。

当日にすること

当日迎え入れてからやることは、これからの住まいと人間に慣れてもらうことです。当日は疲れているので、ゆっくり休ませてあげることも大切です。かわいい子犬にうっとりして、つい何回も見てしまいますが、人の視線は犬から見るとすごくストレスになります。

ークルにタオルをかけて目隠しすると良い」と聞き実践しました。周りが見えると興奮してゆっくり休めないので、落ち着いて休むための対策です。ブリーダーさんも同じようにしていたのか、タオルをかけると何時間も寝ていました。

繊細な子や神経質な子は、環境の変化によるストレスで食べてくれない場合があります。そんなときは、無理して食べさせなくても大丈夫です。翌日以降少しずつ食べてくれるので焦らないで様子をみましょう。

夜泣きに関しては、初日が心配です。夜中に何回か泣きましたが、疲れていたのか朝まで寝てくれました。近所迷惑にもなるので、夜泣きのことを気にする飼い主さんは多いですよね。

当日は、飼い主さんも疲れていると思うので、ゆっくり休んで翌日に備えることがベストです。

迎えてからのケア

迎えた翌日も慣れない環境でストレスがかかっているため、一週間は体調を見ながら過ごしたほうがいいでしょう。まずは環境に慣らすこと。一週間もすればすっかり慣れてきます。私が試したのは、一週間はリビングのみで過ごし、徐々に違う部屋を開放していく方法です。

ワンコは好奇心旺盛なので色々な場所に行き、自分のお家だということを理解していきます。慣れてもらうために、順を追って部屋を開放してみましょう。

育犬ノイローゼって?

育犬ノイローゼという言葉を聞いたことはありますか?「育児ノイローゼ」なら耳にしたことがあるかもしれません。

育犬ノイローゼとは、犬を飼育する上でしつけ問題や生活が大きく変わったことによりノイローゼ(不安・焦燥感・不眠など)になることを言います。では、どのようなことが原因でなってしまうのでしょうか?代表的な原因は以下になります。

代表的な原因

  • しつけがうまくいかない
  • 昼夜逆転の生活で熟睡できない
  • 悩みを1人で抱え込んでしまいストレス解消できない
  • 相談できる場所・相手がいない
  • 閉鎖的になって、ネガティブになる
  • 犬中心の生活で、自分の時間がもてない

などが挙げられます。子犬のお世話はとても大変です。特に1人で飼育している人は悩みを抱え込んでしまうのではないでしょうか?【育犬ノイローゼ】には子犬が対象だけではなく、いくつか種類があります。

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育犬ノイローゼの種類

育犬ノイローゼ】の種類は以下になります。

  • 介護
  • 育児(パピー)
  • 生活がうまく回らない
  • しつけがうまくいかない

これらのすべてを総称して【育犬ノイローゼ】と呼びます。

介護

老犬になると、子犬とは違うお世話が必要です。「寝たきりになる、排泄がうまくいかない、食べない、徘徊する」などの行動を繰り返すため、昼夜関係なく介護をしなくてはなりません。

育児(パピー)

パピーも老犬の介護と同じくお世話が必須になります。低血糖をおこすため食事は4回~5回に分けてあげる必要があり、時間を気にしながら生活しなくてはなりません。「起きる→ご飯→排泄→遊ぶ」を繰り返しながら一日が終わっていきます。

生活がうまく回らない

飼ったその日から、準備品やフード、ペットシートなど犬の費用は結構かかります。想像以上に生活が圧迫するので負担になります。今後の生活を考えてノイローゼになってしまう飼い主さんもいます。

しつけがうまくいかない

パピー期意外にも、成犬になってしつけに悩む人もいます。パピー期からしっかりしつけをしてきたのに、問題行動を起こすワンコもいますよね。また、成犬になってから育てている飼い主さんも、しつけ問題に悩みを持つ人は多いのです。

育犬ノイローゼには以上の原因が考えられるのです。

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育犬ノイローゼになりやすい人は?

では、育犬ノイローゼになる人にはどのような特徴があるのでしょうか。

  • 心配性な人
  • 繊細な人
  • 完璧主義者
  • 責任感が強い人
  • 真面目な人
  • 初めて犬を飼う人

色々と細かいことが気になる神経質な人や、臨機応変に対処することが困難な人は、ノイローゼになりやすいです。某芸能人も、育犬ノイローゼになった人がいますよね。犬に対してとても愛情深い人は、「すべて自分でお世話をしたい、しないといけない」と周りに助けを求めづらいのかもしれません。

責任感が強い人は、周りに迷惑をかけないため「吠えぐせを直したい」「噛み癖を直したい」「破壊行為を直したい」など自分自身を責めてしまう人もいます。

私も、最近まで【育犬ノイローゼ】になりかけていました。今まで過ごしていた生活リズムが一変したことや、子供がいて仕事もしているため両立がうまくできず、ワンコ中心の生活になっていたことが原因です。ストレスや喪失感が強く、とても悲観的でした。

ひろこ

まだパピーなので甘噛も酷く、鋭利な乳歯をしているので手や腕が傷だらけです。甘噛行為もストレスの原因です。何より辛いのは、寝不足です。食べることより、寝ないとダメな私にとって、睡眠不足はなによりしんどいと感じました。子犬を置いてどこにも行けず、ずっと家の中にいることもよくなかったのかもしれません。

育犬ノイローゼの対策とは?

現在は、家に慣れてくれて生活のリズムがついてきました。ごはんの時間寝る時間遊ぶ時間お外に出す時間(抱っこ散歩)を決めてルーチン化したら、少しずつ1日のスケジュールが定着しました。

様子を見ながら、短時間の(買い物程度ですが)お留守番もできるようになりました。飼育本やネットの情報は個体差があるため、全てを鵜呑みにしなくてもいいと思うのです

「サークルやケージから一週間出してはダメ」「感染症が怖くて外に出してはダメ」「要求吠えをしても無視しなければならない」などの意見は、確かに合っていることもありますが、その子の性格によって対応を変えればいいと考えています。

【育犬ノイローゼ】になってしまう飼い主さんは、「ペットショップの店員さんに言われたから」「ブリーダーさんに言われたから」と言われた通りしなければと思っている方が多いのではないでしょうか。

思い通りにいかないときに「私はなんてダメな飼い主なんだ!」と自分のことを追い詰めていないですか?そんなときは、ご家族、友人、犬友達、SNSのコミュニティ、トレーナーさん、獣医師さん、トリマーさん誰でもいいので思っていることを吐き出してください

そして、同じような悩みをもつ人の体験談や、エピソードを見聞きするだけでも気持ちが楽になります。抱え込むと、ワンコにも思いが伝わりお互いにとって良くない結果になってしまいます。1人で抱え込むのだけは、どうか避けてくださいね。

今後のしつけについて

成長していくと、しつけについても悩みが出てきますよね。「お手ができない…」「吠えぐせが治らない」「フードを選り好みして食べてくれない」など、成長とともに異なる悩みもでてきます。

これも個体差があるので、ゆっくりと気長にやっていきましょう。私も絶賛しつけ中です。一緒に楽しみながら頑張りませんか?「こうじゃなきゃいけない!」をなくしましょう

昨日できなかったことが、今日突然できたりします。怪我がなく、健康で楽しく過ごせるだけで良しとしましょう!時が過ぎれば、ワンコも大人になるので成長を感じることができます。

いまを辛いと思わず、楽しみながら育犬をしていきましょう。

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まとめ

今回の記事では、自分の体験談もふまえて子犬の【育犬ノイローゼ】についてお伝えしました。もうすぐ子犬を迎える方や、もうすでに飼っていて悩んでいる方は、この文章を読んで少しでも参考にしていただけると嬉しいです。

子犬の飼育を頑張っている飼い主さんは、辛いのは今だけです。私もしんどいときがあります。時には息抜きしながら乗り越えましょう。

ワンコは尊い存在で家族の一員です。辛いことを忘れるくらい「かわいい!」が待っています。かけがえのないペットライフを過ごせるようにお互いに頑張りましょうね。

最後まで読んでいただきありがとうございました☺

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この記事を書いた人

トリマー ひろこ

大学卒業後、「走れ!T校バスケット部」作者のもと、アシンスタントとして勤仕。数年後、昔から夢だったトリマーを目指し専門学校に入学。JKCトリマー・ハンドラー資格取得。トリミングサロン、動物病院、個人店経営の経験後、現在は母校の専門学校で運営の手伝いをしながら、記事を制作。18歳の息子をもつシングルマザー。