トリマー雑誌でスキルも経営力もアップ!今読むべき一冊とは?

トリマーとして日々の業務をこなすなかで、「もっとカットの技術を高めたい」「お店の集客や経営にも詳しくなりたい」と感じたことはありませんか?そんな悩みを解決してくれるのが、トリマー雑誌です。

情報があふれる時代だからこそ、信頼性の高い専門誌から効率的に学ぶことが、成功への近道です。今回の記事では、トリマー雑誌が提供する価値や活用方法、そしておすすめの雑誌について詳しくご紹介します。

トリマー雑誌とは?

トリマー雑誌とは、ペットグルーミング業界の専門誌で、プロのトリマー向けに発行されています。内容は技術的な特集にとどまらず、業界動向、経営ノウハウ、商品レビュー、コンテスト情報など多岐にわたります。

トリマー雑誌は単なる読み物ではなく、現場で役立つ情報の宝庫です。読めば読むほど、自分の仕事の幅が広がり、より質の高いサービスが提供できるようになります。トリマー雑誌には、主に下記の情報が書かれています。

  • 新しいカットスタイルや季節ごとのトレンド紹介
  • ペット用シャンプーやトリミングツールの比較レビュー
  • トリマー向け講習会や競技会の情報
  • サロン経営に関するマーケティング戦略や顧客対応術

これらの情報を定期的に取り入れることで、技術のアップデートだけでなく、トリマーとしての視野も広がります。

トリマー雑誌を読むことで得られる3つのメリット

紙媒体が少なくなっている昨今ですが、やはり専門的な情報を得るには雑誌などの紙媒体が有効なのかもしれません。気分転換にもなりますよね。ここでは、トリマー雑誌を読むことで得られるメリットについて解説します。

1. トリミング技術の向上

雑誌には、人気スタイルの手順やプロのテクニックが写真付きで丁寧に紹介されています。自己流で覚えた技術を見直したり、より効率的な手法を学ぶきっかけになります。

例えば、カットの順序や道具の使い方一つで仕上がりが大きく変わることもあります。最新号を読むだけで、今すぐ実践できる新しいヒントが見つかるはずです。

2. 経営や集客の知識を身につけられる

トリマーは技術者であると同時に、経営者でもあります。サロンを運営している方にとって、経営に関する情報は非常に重要です。雑誌では、売上アップに成功したサロンのインタビューや、SNSを活用した集客事例なども紹介されており、すぐに自分の店舗に応用できるヒントがたくさん詰まっています。

3. 業界とのつながりができる

多くのトリマー雑誌には、全国のイベント情報や、他のトリマーの声を掲載した読者投稿ページがあります。これにより、孤立しがちな個人経営のトリマーも、業界の一員としての意識を高めることができます。イベント参加や誌面で紹介された店舗情報をチェックすることで、新しいビジネスチャンスや仲間づくりにもつながります。

ひろこ

自分のスキルレベルや興味に合った雑誌を選びましょう。初心者向けから上級者向けまでさまざまな内容があるので、自分に最適なものを見つけることが重要です。

今、注目のトリマー雑誌3選

トリミングに関する情報を網羅した専門誌は、トリマーとして働く方やペットのケアに興味がある方にとって非常に役立ちます。以下では、特に人気の高いトリマー向け雑誌を3つご紹介します。

1. trim(トリム)

「trim」は、トリマーの現場で役立つ技術や最新情報を提供する専門誌です。トリミング業界での実践的な知識を学べるだけでなく、人気犬種の最新スタイルや技術解説も豊富に掲載されています。

  • 特徴: 実用性が高く、初心者からプロまで幅広い層に支持されています。
  • 発行間隔: 隔月刊

この雑誌は、トリミング技術を磨きたい方や最新スタイルを知りたい方に最適です。

出典:EDUWARD Press

2.  wan(ワン)

「wan」は、トリミングだけでなく、ペットとの暮らし全般をテーマにした総合誌です。特集記事では、犬種別のスタイルやカット技術が取り上げられることもあり、トリマーにとっても参考になる内容が満載です。また、ペットと飼い主さんのライフスタイル提案も豊富です。

  • 特徴: 総合的な内容で初心者からプロまで楽しめる。
  • 発行間隔: 月刊
出典:緑書房

3. Cuun(クーン)

「Cuun」は、犬のファッションと美容に特化した雑誌で、トリミングスタイルの流行も取り上げています。ドッグアパレルやストリートスナップなど、オシャレな内容が充実しており、ペット美容業界で働く方にも参考になる内容が満載です。

  • 特徴: ファッション性が高く、最新トレンドをチェックできる。
  • 発行間隔: 月刊

オシャレな愛犬スタイルを追求したい方にはぴったりの一冊です。

出典:ドッグファッション雑誌 Cuun(クーン)

以上3つの雑誌は、それぞれ異なる視点からトリミング業界やペットケアについて深く掘り下げています。興味や目的に応じて選んでみてください!

ひろこ

定期購読すると最新号が自動的に手元に届くので便利です。また、多くの場合バックナンバーも利用可能なので、一度読み逃したページでも後からチェックできます。

トリマー雑誌の効果的な活用法

雑誌を読むだけで満足せず、そこから得た知識を日々の仕事にどう活かすかが何より大切です。ここでは、実際に仕事の現場で使える活用法を具体的にご紹介します。

たとえば、雑誌で紹介されていた最新のカット技術が気になった場合は、さっそく練習用のモデル犬で試してみましょう。カット前とカット後の写真を撮影して記録しておくと、自分の成長も確認しやすく、SNSやサロンの実績紹介にも活用できます。

また、経営や接客に関する記事で紹介されていた「新規顧客向けクーポン」や「予約の取りやすさを重視したLINE予約システム」などのサービスは、自分のサロンに合うかを考えた上で、一度テスト導入してみるとよいでしょう。結果を比較・検証することで、より効率的な経営が可能になります。

さらに、特に参考になった記事や気になる特集は、切り抜いてノートやファイルにスクラップしておくと、あとで見返す際にとても便利です。カテゴリごとにまとめておけば、必要なときにすぐ情報を取り出せます。

こうした習慣を日常的に取り入れることで、学んだ内容が一時的なものにならず、確実にスキルアップやサービス向上につながっていきます。

デジタルと雑誌印刷、どちらを選ぶ?

最近では、ほとんどのトリマー向け専門雑誌がデジタル版と印刷版の両方を提供しています。それぞれにメリットがあるため、自分のライフスタイルや目的に合わせて、最適な形式を選びましょう。

デジタル版は、スマホやタブレットがあればどこでも読めるのが魅力。通勤時間や休憩中など、ちょっとしたスキマ時間にさっとチェックできます。また、気になるキーワードを検索して、過去の記事をすぐに探せるのも便利なポイント。新しいカット技術やトリミング道具の情報を、必要なときにすぐ見つけられるのは、忙しいトリマーさんにとって大きな助けになります。

一方で、印刷版紙ならではの読みやすさと保存性が魅力です。長時間の画面閲覧で目が疲れやすい人には、印刷版の方が快適に読めるかもしれません。また、特に参考になった技術記事やお気に入りの特集は、付箋を貼ったりメモを書き込んだりしながらじっくり読むことができ、後から見返す際にも便利です。「これは取っておきたい!」というページは、印刷版で手元に置いておくという方も多いようです。

それぞれの特徴をうまく活かしながら、自分のスタイルに合った読み方を見つけてみてください。

初心者トリマーに雑誌は必要?

「まだ経験が浅いから…」と雑誌の購読をためらう方もいるかもしれません。でも実は、初心者だからこそ、正しい知識や最新のトレンド情報に触れることが大切です。

トリマー雑誌には、実際に現場で働く先輩トリマーたちのリアルな体験談が数多く掲載されています。たとえば、「最初のお客様対応で緊張しすぎて声が出なかった」「カット中に焦って道具を落とした」など、思わず「わかる!」とうなずきたくなるような失敗談から、「こうすればよかった」という具体的な改善ポイントまで紹介されています。

また、「デビュー1年目はどう過ごした?」「どんな練習をして技術を身につけた?」といった特集記事も多く、今まさに悩んでいることへのヒントが見つかるかもしれません。

特に一人で悩みがちな新人時代は、同じような境遇の先輩の話を読むだけでも心が軽くなりますし、「自分だけじゃないんだ」と励まされることも多いはず。雑誌を通じて、自分の仕事に対するモチベーションが上がったり、前向きな気持ちになれたりするのは大きなメリットです。

雑誌は、知識を得るだけでなく、孤独を感じやすい新人トリマーにとっての心の支えにもなってくれます。

まとめ

トリマー雑誌は、単なる読み物ではなく、スキルアップ・経営強化・業界交流という3つの軸でトリマーのキャリアを支えてくれる存在です。最新情報を常に取り入れ、自分のスタイルに合った雑誌を選ぶことで、確実に一歩先を行くトリマーになれるでしょう。

これからの成長のために、まずは一冊、気になるトリマー雑誌を手に取ってみてはいかがでしょうか?最後までお読みいただきありがとうございました☺

この記事を書いた人

トリマー ひろこ

大学卒業後、「走れ!T校バスケット部」作者のもと、アシンスタントとして勤仕。数年後、昔から夢だったトリマーを目指し専門学校に入学。JKCトリマー・ハンドラー資格取得。トリミングサロン、動物病院、個人店経営の経験後、現在は母校の専門学校で運営の手伝いをしながら、記事を制作。18歳の息子をもつシングルマザー。