トリマーに多い性格はこんな人!飼い主さんと良好な関係を築くコツを解説

トリマーは、ペットと飼い主さんのどちらにも寄り添う、特別な仕事です。トリミングの技術はもちろん大切ですが、それだけではなく、性格や人とのコミュニケーション能力も求められます。ペットが安心して過ごせる環境を作り、飼い主さんとも信頼関係を築くことができるトリマーは、長く活躍できるでしょう。

今回の記事では、トリマーに多い性格の特徴や、飼い主さんと良好な関係を築くためのコツ、トリマーに向かない性格とその克服方法について詳しくご紹介します。

トリマーに多い性格の特徴

トリマーとして活躍する人には、以下のような性格が多く見られます。

1. 動物が大好きで愛情深い

トリマーの原点は「動物が好き」という気持ちです。言葉を話せないペットに寄り添い、優しく接する姿勢が大切です。愛情をもって接することで、ペットも安心し、スムーズなトリミングにつながります。

また、ペットの健康状態を把握する観察力も必要です。皮膚の異常や体調の変化に気づき、飼い主さんに適切なアドバイスができるトリマーは、信頼される存在となります。

2. コミュニケーション能力が高い

トリマーの仕事は、飼い主さんとの信頼関係の上に成り立っています。要望をしっかり聞き取り、適切な提案ができる力が求められます。ペットの状態やトリミング後のケアを分かりやすく説明できるトリマーは、飼い主さんからの信頼も厚くなります。

特に初めての飼い主さんには、丁寧なカウンセリングが重要です。「どのようなスタイルにしたいか」「毛の長さや仕上がりの希望はあるか」など、具体的な質問をしながら、飼い主さんの意向をくみ取る姿勢が大切です。

3. 向上心があり、学び続ける姿勢がある

トリミングの技術や流行は日々変化します。新しいスタイルや技術を学び続けることが、トリマーとしての成長につながります。最新のトレンドや道具に関心を持ち、自己研鑽を続ける人が成功しやすいでしょう。

また、SNSや動画配信を活用して情報を発信することで、飼い主さんに最新のスタイルを提案しやすくなります。ブログやインスタグラムでトリミングのビフォーアフターを紹介するのも良い方法です。

4. 忍耐力と体力がある

トリマーは長時間立ち仕事をするため、体力が必要です。また、ペットが嫌がったり暴れたりすることもあり、根気強く対応する忍耐力が求められます。

特に大型犬や高齢の犬は、扱いが難しい場合があります。力仕事だけでなく、ペットがリラックスできるような対応力も必要です。

ひろこ

ペットの緊張を和らげるために、優しい声かけやゆっくりした動作を心がけましょう。飼い主さんにも「安心してね」と一言添えるだけで信頼度がアップします。

飼い主と良好な関係を築けるトリマーの性格

飼い主さんとの関係性は、リピーターを増やすうえでとても重要です。以下のような性格を持つトリマーは、信頼されやすい傾向にあります。

1. 親しみやすく、話しかけやすい

初めて来店する飼い主さんは不安を感じることが多いため、明るく親しみやすい態度が大切です。笑顔や丁寧な挨拶が、安心感を与えるポイントになります。また、受付や会計時に少し雑談を交えることで、親しみやすさが増します。「最近、○○ちゃんの調子はいかがですか?」といった声掛けを心がけましょう。

2. 誠実で柔軟な対応ができる

飼い主さんの要望をしっかり聞きつつ、ペットの健康や安全を考慮した提案ができることが理想です。一方的に意見を押し付けるのではなく、柔軟な対応を心がけましょう。

3. 共感力が高く、ペットや飼い主に寄り添える

飼い主さんの気持ちを理解し、ペットへの愛情を尊重することで、信頼関係が深まります。「大切な家族を預かっている」という意識を持ちましょう。

ひろこ

会話の中で「○○ちゃん、今日は少し緊張しているみたいですね」「○○くん、いつもより毛並みがしっとりしていますね」といったペットの状態に触れると、飼い主さんとの距離がぐっと縮まります。

トリマーに向かない性格とその克服法

トリマーの仕事に向かない性格でも、意識を変えることで克服できます。

1. 自己中心的で柔軟性に欠ける

自分のスタイルにこだわりすぎると、飼い主さんの満足度が下がることがあります。飼い主さんの要望を尊重しつつ、プロとして最適な提案をするバランスが大切です。

2. ストレス耐性が低く、感情的になりやすい

トリマーは、動物相手の仕事なので予想外のトラブルがつきものです。イライラしやすい人は、深呼吸やリラックス法を取り入れて、気持ちを落ち着かせる習慣をつけましょう。

3. コミュニケーションが苦手

無口なトリマーは、飼い主さんから「感じが悪い」と思われることも。少しずつでも会話を増やす努力をし、「お預かりしますね」「今日はどんなスタイルにしましょう?」といった簡単なフレーズから始めてみましょう。

ひろこ

日々のストレスを溜め込まないために、好きなことをする時間を確保しましょう。趣味や運動でリフレッシュすると、仕事にも前向きに取り組めます。

トリマーとして成功するためのヒント

トリマーとして長く活躍するためには、技術だけでなく、人間関係のスキルも重要です。以下のヒントを参考に良いトリマーを目指しましょう!

  • 自己成長を意識する
    セミナーや勉強会に参加し、新しい技術を積極的に学びましょう。
  • 接客スキルを向上させる
    「共感」「提案」「感謝」を意識した会話が、飼い主さんとの良好な関係を築く鍵になります。
  • 自己評価を怠らない
    飼い主さんや同僚からフィードバックをもらい、接客や技術を見直すことも大切です。

まとめ

トリマーに多い性格には、動物への愛情、コミュニケーション能力、忍耐力などが挙げられます。飼い主さんとの信頼関係を築くことで、より多くのリピーターを獲得し、成功するトリマーになれるでしょう。この記事のポイントを参考に、自分自身を成長させながら、理想のトリマーを目指してください!最後までお読みいただきありがとうございました☺

この記事を書いた人

トリマー ひろこ

大学卒業後、「走れ!T校バスケット部」作者のもと、アシンスタントとして勤仕。数年後、昔から夢だったトリマーを目指し専門学校に入学。JKCトリマー・ハンドラー資格取得。トリミングサロン、動物病院、個人店経営の経験後、現在は母校の専門学校で運営の手伝いをしながら、記事を制作。18歳の息子をもつシングルマザー。