失敗しない!適切な【トリミング道具】の選び方!

ペットを飼ううえで、お手入れは必須ですよね。いまは豊富なトリミング道具があるので、何を選んだら良いのか迷いますよね。この記事では、トリミング初心者が失敗を回避するための、道具選びのコツをご紹介します。安全で、肌に優しく、かつ効率的なトリミングのために、正しい道具の選定方法を学びましょう。

トリミング初心者が最初に揃えるべき基本道具

愛犬の見た目を整えるため、トリミングは重要です。基本となる道具からしっかりと選び、使い方に慣れていくことが大切です。では、最初にどのような道具を揃えるべきでしょうか。

まずはバリカン、コーム、はさみ、爪切り、そしてブラシが基本的なアイテムです。道具を選ぶ際には、安全性と使いやすさを考慮することが何よりも重要になります。

1. 安全性を考慮したバリカンの選び方

トリミングで重要なバリカンですが、選び方には特に注意が必要です。安全性を考慮するためには、肌に直接触れる刃部分が鋭利すぎず、かつスムーズに毛を刈れるものを選びましょう。

また、バリカンにはさまざまな種類があり、用途に合わせたものを選ぶことが大切です。大きく3つに分けると以下になります。

  • 小型犬用の細かなバリカン
  • 広い範囲を刈るための大型バリカン
  • 肌にフィットする曲線型のもの

愛犬のサイズや毛質、肌の状態に応じた選択が求められます。そして、バリカンは定期的にメンテナンスを行い、刃を研いだり、清掃したりして、常に良い状態を保つことが必要です。

また、バリカンの切れ味やメンテナンスのしやすさ、耐久性などもチェックポイントです。初めてトリミング道具を揃える際は、使いやすさや安全性に注目して選ぶと良いでしょう。人間用とペット用のバリカンは、設計が異なりますので、専用のものを選ぶことが大前提となります。

2. コームの種類とその使い道

トリミングにおいてコームの選び方は、ペットの毛質に合わせて行うのが最も重要です。例えば、密度が高くボリューミーな毛質の場合には、太めのピンで間隔が広いコームが有効です。分けやすく、コーミングに必要な抵抗を感じることなく使用できます。

一方、柔らかく細かい毛質の場合には、細かい目のコームを選ぶことで、小さな絡みも見逃さずに整えることができます。また、敏感肌のペットには、ピンの先端が丸く加工されているラウンドコームがおすすめです。これらのポイントを踏まえたコームの選び方で、トリミング時のストレスを減らし、毛並みを健やかに保つ手助けをします。コームの種類は非常に多く、大まかに分けて3つあります。

  • 一般的なストレートコーム
  • 抜け毛を取り除くデシェディングコーム
  • 毛をほぐすアンダーコートコーム

コームを選ぶ際には、ペットの毛質や毛の長さを考え、最適なものを選ぶことが重要です。

3. ケアセットを選ぶときのポイント

トリミングに必要なアイテムを一つ一つ購入するのも良いですが、ケアセットとしてまとめて購入することで効率もよく、必要なものが揃えやすくなります。ケアセットを選ぶときには、セット内の道具の品質が一定水準以上であることを確認しましょう。

安価なセットには低品質なアイテムが含まれていることがありますから、使い心地や耐久性にも注目してください。セットであっても、各アイテムが犬の種類や大きさに合っているかもポイントです。長期的に見てコストパフォーマンスが良いセットを選ぶことが肝心になります

ひろこ

プロのトリマーも道具選びは慎重です!


初心者が陥りやすいトリミングの間違い

トリミングを始めたばかりの方は、何をどうすれば良いのかわからないことが多く、やりがちな間違いも多いです。その結果、愛犬にストレスを与えたり、ケガをさせてしまったりする可能性があります。

正しいトリミングの方法を学び、適切な道具の使い方を覚えることで、これらの間違いを防げることができるのです。初心者の方がよく陥る間違いには、バリカンを肌に密着させすぎたり、コームの使い方が雑だったりすることが挙げられます。

1. セット購入でお得? 単品で揃えるべき?

トリミング道具を選ぶ際には、セットで購入するか単品で揃えるかが大きな選択肢となります。セット購入のメリットは初心者でも手軽に必要な道具を揃えられる点です。

一方で、単品で揃える場合は自分の必要とする道具を厳選できるという利点があります。ただし、どちらにしろその人の技術レベルやペットの種類、毛質に合わせた選び方が重要でしょう。用途に合わせて適切な道具を選ぶことで、トリミングはぐっと楽に、そして安全になるのです。

2. これだけは避けたい!トリミングのNG行為

トリミングを行う上で避けるべきNG行為はいくつかあります。たとえば、適切でない道具の使用、肌を傷めるようなバリカンの使い方、毛の流れに逆らってコームを使ってしまうことなどが挙げられます

これらの行為は愛犬にとって不快なだけでなく、場合によっては怪我に繋がる可能性もあるのです。初心者の方は犬種や毛質に応じたトリミングのテクニックを学び、正しい知識をもって丁寧にケアをすることが大事です。また、不安な点はプロに相談するのも一つの手段でしょう。

3. 問題発生時の対応策

何か問題が発生した際には、速やかに対処することが命に関わることもあります。トリミング中に愛犬が怪我をした場合、まずは冷静に対応し、適切な手当てを行う必要があります。獣医師に相談すれば、その場での応急処置の方法を教えてもらえる可能性があります。

また、皮膚のトラブルやアレルギー反応などが起きたときには、獣医師による診察が欠かせません。トリミングによるストレスで愛犬が異常な行動を見せた場合には、一時停止して、愛犬を落ち着かせることも重要です。少しでも違和感を感じたら、すぐに獣医師に相談しましょう。

ひろこ

はじめてご自宅でトリミングするときは、セットで一式揃えたほうが楽かもしれません☺

まとめ

今回は、失敗しないトリミングに必要な道具の選び方についてお伝えしました。道具がありふれているので、何を選んだら良いのかわからないですよね。まずは、手にとり、使いやすさや安全性を重点において選んでくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました☺

この記事を書いた人

トリマー ひろこ

大学卒業後、有名作家のもとでアシンスタントとして勤仕。数年後、昔から夢だったトリマーを目指し専門学校に入学。JKC資格取得。現在はトリミングサロンで働きながら記事を制作。一児のシングルマザー。