一点集中!顔周りのみをトリミングするポイントとは?

自宅でのペットケアが一層身近になってきた昨今、顔周りのトリミングにもチャレンジしてみたいと思いませんか?適切な手順と必要な道具を押さえ、愛犬のチャーミングな表情を更に引き出すことが可能です。

今回の記事では、一点集中!安全で可愛い顔周りのトリミングポイントを解説します。

顔周りトリミングの基本を押さえよう

自宅で愛犬の顔周りのトリミングに挑戦することは、愛犬の健康管理にも役立ちます。しかし、間違った方法では愛犬にストレスを与えたり、けがをさせたりする可能性がありますので、基本をしっかりと押さえる必要があります。

まずは、トリミング前の準備として、愛犬を落ち着かせることが大切です。また、用具を正しく使う技術や、顔周りの毛の特徴を理解することも重要になります。安心してトリミングを行うためにも、愛犬の顔の形や毛質に合わせたカットの方法を覚えておきましょう。

1. 顔周りトリミングの重要性とは

顔周りのトリミングは単に見た目を美しくするだけでなく、愛犬の身体的な健康を維持するためにも不可欠です。目に毛が入ることで視界を妨げたり、皮膚病の原因となったりする可能性があるため、適切なトリミングが求められます。

特に暑い時期は、顔だけでなく全体の毛を適度にカットすることで熱中症のリスクも低減させることができます。愛犬の健康管理という面から見ても、顔周りのトリミングは重要な役割を担っているのです。

2. 安全なトリミング環境の整え方

安全にトリミングを行うためには、まず環境を整えることが肝心です。落ち着いた環境と適切な場所を選び、滑らないマットや安定したテーブルを用意しましょう。また、トリミング中は愛犬がジッとしていなければなりませんが、これには慣れが必要です。

トリミング前に愛犬との信頼関係をしっかり築くことが大切になります。用具の準備だけでなく、愛犬をなるべくリラックスさせるためにも、時間をかけて徐々にトリミングに慣れさせることが大事です。急にトリミングを始めるのではなく、数日間かけて少しずつ触れたり、櫛を通したりして愛犬の様子を見ることが安全なトリミングへの第一歩と言えるでしょう。

ひろこ

最初から上手にできる子はいません。環境を整えて、徐々に時間をかけて慣れさせていきましょう☺

必要な道具を揃える

トリミングを始める前に、必要な道具を揃えることがとても重要です。基本的なセットとしては、トリミング用のスキバサミ、コーム、ブラシが必要となります。さらに愛犬の安全を考慮して、目に入らないようなアイテムや、滑りにくいテーブルマットも準備すると良いでしょう。

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顔周りのカットのテクニック

自宅で愛犬の顔周りのトリミングに挑戦する際には、技術だけでなくセンスも問われます。その中でも、スキバサミを使いこなすことで、プロのトリマーのような仕上がりを目指すことが可能です。スキバサミにはさまざまな種類がありますが、初心者の方は特に扱いやすいものを選ぶことが重要です。

カットする前にはしっかりとしたコーミングで毛並みを整えることも大切なポイントになります。それぞれのステップにはコツがあり、それぞれの工程を丁寧に行うことで、愛犬の表情を一層引き立てることができます。

1. スキバサミの選び方と使い方

スキバサミを選ぶときには、刃の幅や歯の数、持ち手の形状など様々な要素を考慮する必要があります。初心者の方は使いやすさを優先した刃の少ないモデルから始めると良いでしょう。用途に合わせて適切なスキバサミを選んだら、次に使い方を覚えることが大事です。

毛の流れに沿ってスライドさせるようにスキバサミを動かし、自然な仕上がりを心掛けましょう。カットする毛の量や角度を調整することも、理想的なスタイリングには不可欠です。スキバサミの注意点やコツも抑えることで、自宅でのトリミングがさらに上手になります。

2. コーミングで毛並みを整える

カット前のコーミングはトリミングの品質に直結します。まずは、毛玉がないかを確認し、あれば優しく除去していきます。犬の種類によって毛質や毛並みが異なるため、適したブラシを選択しましょう。

コーミングする時は、毛の根元から先端に向かって丁寧に梳かしていくことが重要です。この作業によって毛並みは整えられ、カットがしやすくなりますし、皮膚の血行促進にも効果があります。

ひろこ

道具選びはカットを引き立たせるためにとても重要です。安価なもので大丈夫なので、自分の手にあった使いやすいものを選びましょう。

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よくある失敗とその対策

自宅でペットの顔周りのトリミングに挑む際に、特に初心者の方々がしがちな失敗としては、均一にカットできないこと、そして、毛の流れに沿ってカットしないことが挙げられます。

これらに加えて、目周りの毛を切り過ぎてしまったり、肌を傷つけてしまうという事故も発生しやすいです。これらの失敗を未然に防ぐには、適切な知識と技術の習得が欠かせません。適切なカット方法を身につけ、地道な練習を重ねることにより失敗は減少していきます。

1. 失敗例とその原因

よくある失敗として、毛の長さを均一にカットできないことがあげられます。これは、自宅でトリミングを行う際に特に良くある失敗ですが、毛の流れをきちんと理解していない、目測でカットする習慣が根付いている、適切な工具の使い方を知らないなど、さまざまな原因が考えられます

これを防ぐには、毛の流れをよく観察し、カット前に計画を立てること、正しい道具の使い方を学び練習することが重要でしょう。

2. 失敗から学ぶポイント

失敗から学ぶことは多々あります。例えば、カットの長さが均一ではない場合、それに気づいた時点で無理に修正せず、許容できる範囲で次回のトリミングに活かすという冷静さも必要です。また、目の周りなどデリケートな部分のカットでは、安全性を最優先に考え、必要ならばプロに相談するのも一つの方法です。どんな小さな失敗も次へのステップとして捉え、経験を蓄積していくことが大切です。

3. 失敗を避けるための注意点

トリミングでの失敗を避けるにはいくつかの注意点があります。まず重要なのは、愛犬の安全を守ることです。目周りや口元など、特にデリケートな箇所をカットする際には細心の注意を払い、必要に応じて第三者のサポートを受けるべきです。

また、トリミングは毛だけではなく愛犬の皮膚にも影響を与えるため、カット時には皮膚を傷つけないよう特に注意する必要があります。十分な準備と正しい道具の使用、事前に毛の流れや長さを把握しておくことも欠かせません。

ひろこ

失敗は誰にでもあります!失敗して学び、何度も練習して上達していきます。プロのトリマーも最初は物凄く下手くそですよ!

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まとめ

今回の記事では、一点集中!安全で可愛い顔周りのトリミングポイントについて解説しました。顔周りだけでも、自宅でできると楽ですよね。今回お伝えしたハサミの使い方や、失敗例を参考にぜひトライしてみてくださいね!最後までお読みいただきありがとうございました☺

この記事を書いた人

トリマー ひろこ

大学卒業後、「走れ!T校バスケット部」作者のもと、アシンスタントとして勤仕。数年後、昔から夢だったトリマーを目指し専門学校に入学。JKCトリマー・ハンドラー資格取得。トリミングサロン、動物病院、個人店経営の経験後、現在は母校の専門学校で運営の手伝いをしながら、記事を制作。18歳の息子をもつシングルマザー。