トリマーのネイル禁止はホント?おしゃれと安全性のバランスとは?

トリマーのみなさんは、おしゃれの一環でもある「ネイル」をしていますか?トリマーは水仕事が多いため、すぐにネイルが剥がれてしまいますよね。オシャレもしたいし、でも犬を怪我させたら大変…そんな葛藤のなか躊躇している人もいるのではないでしょうか?

今回の記事では、お店によって異なる?「トリマーのネイル事情」に焦点をあてお伝えします。

トリマーのネイルは禁止?

トリマーや美容師は美容系なので、ファッションを楽しみたい人が多いです。ネイルもファッションの一部で、爪がきれいだと見ているだけで明るい気持ちになりワクワクします。

トリマーと美容師に共通していることは、「肌に触れる」ということ。それと、水仕事のため、爪を痛めることが多いですよね。保護する意味でもネイルをしたいと考えている人は多いのです。

しかし、ネイルをすることで怪我をさせたり、ネイルの一部が剥がれて誤飲の原因になりかねません。ネイルを楽しみたい場合は、細心の注意をはらい飼い主さんや犬に不快な思いをさせないよう充分に配慮しなければなりません。後ほど詳しく説明しますが、場所によってキツく禁止しているところもあります。

では、なぜ禁止にしているのでしょうか?

禁止とされている理由

トリマーがネイル禁止とされている理由は主に以下になります。

  • 衛生面

トリマーは動物の被毛をカットし、処理するために直接肌に触れます。ネイルをしていると、細菌や汚れが爪の下に蓄積しやすくなり、これによって動物に感染症を広めてしまう恐れがあります。

  • 安全面 

トリマーは鋭利な道具を使用して作業を行います。ネイルが長い場合、作業中にネイルが引っかかったり、道具を正しく握れなかったりする可能性があります。これは、トリマーや動物の安全を脅かすことにつながります。

  • お客様相手の接客のため

ネイルをすることで、お客さん(飼い主さん)に不快な思いをさせる場合があります。特にトリマーは動物相手の仕事です。話ができない相手を預けて危険な目に遭わないか、嫌な思いをしないか、衛生面も気になりますよね。

ネイルをしてトラブルになる場合があるため、就業規則に「ネイル禁止」と記載があるトリミング施設もあります。これによって衛生と安全を確保し、トリミングサービスの品質を高めることができます。

ひろこ

私もネイルを楽しみたい派なのでしています。しかし、ケガをさせないよう短くし、華美にならないようにしています。飼い主さん、犬、自分自身が安心して楽しめるようにしたいと思っていますよ。

場所によって異なる

トリマーがネイルをすることが許可されるかどうかは、場所によって異なります。一部のトリミング施設では、ネイルを許可していますが、その場合でも特定の条件が設けられることがあります。

例えば、ネイルが短く整えられ、清潔であることが求められることがあります。また、衛生規定に厳格に従う必要があり、適切な手袋の着用や手の洗浄が求められることもあります。

ネイルをしている場合でも、安全面や作業効率の観点から、一部のトリミング施設ではネイル禁止を採用していることがあります。これは、トリマー自身の安全と、動物のケアに集中するためです。

トリマーがネイルをすることが許可されるかどうかは、各施設の規定によって異なることを理解しておく必要があります。トリミング施設に就職する前に、その施設のルールや要件について確認することが重要になります。

まとめ

今回の記事では「トリマーのネイル事情」についてお伝えしました。トリマーや美容師は美容系の仕事であり、ファッションに興味を持つ人も多い一方で、一部の場所ではネイル禁止のルールがあります。

トリマーは犬を扱っている仕事とはいえ、直接接客するのは飼い主さんです。そのためネイルを不快だと感じさせる可能性もあります。施設によってはネイルを許可する場合もありますが、清潔さや安全性を重視する条件が求められます。

トリマーや美容師を目指す際には、施設のポリシーや規定を確認し、適切な対応を心がけることが大切です。犬の安全のためにも十分な配慮を心がけましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました☺️

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この記事を書いた人

トリマー ひろこ

大学卒業後、有名作家のもとでアシンスタントとして勤仕。数年後、昔から夢だったトリマーを目指し専門学校に入学。JKC資格取得。現在はトリミングサロンで働きながら記事を制作。一児のシングルマザー。